アナと雪の女王 【Frozen:2013】

六本木の夕方の回が埋まっていたので有楽町の一回目を見てきた(有楽町のはいいねー。座った17列がちょうど中央だった)。


冒頭、湖に張った氷の切り出しのシーンからけっこう良い。鋸が水中にザバッザバッと差し込まれるところなんてきれいできれいで。たぶん3Dで見れば面白い場面だったはず。


と思ったりしたけれど、きれいなのは此処に限らず、ほぼ全編、画面の隅々まできれいだった。CGアニメーションの布や皮なんかのテクスチャが凄い、というのはもう大分まえからのことなんだけど今回は雪と氷。特に氷の粉のような重くて水分の多そうなシャバシャバした雪の質感がものすごくて、ほとんど完璧なんじゃないかなどと思った。


終盤、城はもちろん取り巻く街やフィヨルドが雪の嵐に飲まれるところは引きで撮られていたけれど完全に『スチーム・ボーイ』のクライマックスを凌駕していた。もうなんていうか手書きのアニメーション、かなり苦しくなってしまった感じ。「手書きのよさ」を売りにするんだろうけど、CGの出来が此処までいいとなにやっても霞んでしまうような気がする。


雪だるま、ていうかスノーマンというのかな、あのオラフがかわいくて面白くて最高だった。山に逃げたエルサを探していたアナと案内役のクリストフの二人が初めてオラフと会ったシーン。オラフが歌ってるんだけど笑えて笑えてしょうがなかった。でもそんなのは自分だけだったので笑い声抑えるのが苦しかった。


そうそう、冒頭早い時間帯に両親が海で遭難するんだけども、その嵐も凄くよくできていてジョージ・クルーニーが主演で出ていた『パーフェクト・ストーム』、あれを超えてると思った。もう実写もうかうかしていられない(まあどっちもCGだけどさ)。


あと、某国の手下二人とエルサが戦うシーンで、カメラが実写のような動きをしてたのね(ほかでもやっていたかもしれないけれど)。あれも良い。


まあとにかく、あまり見ていないとはいえディズニーのアニメーション映画のなかでいちばん気に入った次第。ん。


で、時間を置いて夕方六本木へ。久しぶりに映画の会。。


なんと“アロイシアスのサイン”を入手した。アロイシアスは実在したのだ。