ワールド・ウォー・Z 【World War Z:2013】

見た。


結論から申し上げると感染ものならソダーバーグの『コンテイジョン』のほうが出来がいい。とはいえこれはゾンビもの。


世界各地の戦場などで国連職員として仕事をしてきたジェリー(ブラッド・ピット)はその過酷さから退職し妻と二人の娘の朝食をつくるマイホームパパ(パンケーキばかり焼いている)になっていたが、一家そろって車で外出したある朝、ゾンビの大群によってフィラデルフィアが壊滅する場に居合わせる。街を離れて逃避する中、国連の元上司である事務次長ティエリー(ファナ・モコエナ)から電話がかかりヘリによって救出される。


ブラピがもともとどんな仕事をしていたのか、どういう技術・知識を持っているのかが不明。特殊部隊のようでもあり違うようでもある。ただ戦場で身に着けた技術と判断の速さ、そしてそれを実行する能力は高く、めまぐるしく変化する状況に合わせてちゃっちゃと動き回る。


ブラピのほかにも、彼と行動を共にする軍人たちもまた無駄口をたたかずいい仕事をしているあたりも見ていて気持ちよかった。まあいい仕事とはいっても数とスピードの勝るゾンビたちによって徐々に削られていくんだけれど、そこもいい。韓国の基地で指揮をとっていた軍人、どっかでみたことがあると思ったら『パシフィック』でオネショしていて後方へ下げられた兄ちゃん(ジェームズ・バッジ・デール)だった。髭を生やしただけでかなりマッチョに見える。


まあいろいろ突っ込めるところはあるんだけどテンポがいいし、ヘリコプターがかっこいいのでいいことにします。でもゾンビものとしても一番ではないなぁ。。