リンカーン 【Lincoln:2012】
見た。
ジェームズ・スペイダーでぶりすぎだろ!
というのは置いておく。リンカーンが奴隷解放宣言に飽き足らず恒久的、法的に有効な奴隷制度廃止として憲法修正第13条を下院で通すまでの主に議会運営のお話。ということでイギリスでの奴隷制度廃止を扱った映画『アメイジング・グレイス』とよく似ている。
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議会運営のドラマとしては『アメイジング・グレイス』のほうが出来が良い。ウィリアム・ウィルバーフォースという一人の人間を見せるという点でも『リンカーン』よりいいかもしれない。なにしろ『リンカーン』で扱ったのは下院についてのみ、数か月間の出来事であるのに対しウィルバーフォースのほうは十数年(だったかそれ以上)の長きにわたる戦いであったし、奴隷が実際どのような扱いを受けていたのかという点にもそれなりに触れていたし。。
じゃあ『リンカーン』がダメなのか、というとそれほどではなかった。やっぱりダニエル・デイ=ルイスすごい。本人しらないけどリンカーンに見えるもの。それがほぼ出ずっぱり。
息子(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)や妻(サリー・フィールド)との関係についてはあまり意味がなかったように見えた。みんな演技は悪くなかったと思うけれども。しかしジョゼフ・ゴードン=レヴィットは昔から似ていると思っていたけどヒース・レジャーに似てた。最近は見慣れてきてそういう意識はなかったけれど髭を生やすとジョゼフ・ゴードン=レヴィットの幼い感じが消えてしまったので登場した瞬間ヒースだ、と思ってしまった。
それにしてもジェームズ太り過ぎだよアンタ。。。