マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 【The Iron Lady:2012】

見た。





なにが『鉄の女の涙』なんだ?この邦題つけたやつって馬鹿じゃないの?今年中に死ねばいいのに。


引退後の年老いたサッチャー元英国首相の日常風景から始まっていろいろな回想と現在の様子が交互に映し出されていく。それなりに面白くはあったけれど具体的にこれという内容がない。しいて言えばフォークランド紛争(戦争)のあたりがそれに該当するんだろうけどそれでもあまり細かい話まで突っ込んではいなかった。


じゃあ小間物屋の娘が政界に進出しようとした大昔、サッチャーが娘時分の話はどうかというと、結構面白いネタになりそうなのにこれまたさらっと流している感じ。もったいない。


メリル・ストリープは頑張っていた。全部を詰め込もうとして全部がうすーくなってしまった、そんな映画。


ボケてあれほどはっきりと亡くなった亭主が見え、会話までできるというなら一概に不幸とは言えない気がする。ほんとにあんな風になるなら、の話だけど。