晴れ

のち曇り。


電車を乗り継いでJR稲荷駅へ到着。もう駅のなかが朱色になっていて改札でた途端目の前におおきな鳥居がみえる。鳥居の前には新しく建てられたと思しき狐の像が鎮座。






生まれて初めて伏見稲荷へ。今年初めての神社なのでこれが初詣。ここは近畿では初詣の人出が一番おおいところ。もう年が明けてから10日以上経っているのにかなりの人。


正面の階段を上って本殿にお参り。鐘を鳴らす紐が上のほうで結わえてあって鳴らせない。一人ひとりが鳴らしていると時間が掛って混雑するから駄目だそう。「さっさと賽銭入れてどけ」ということらしい。


で、本殿のわきから奥へ進むとそこにもなにやら建物があり神主さんがなにかお祈りしていた。そのわきでは各種お守りが売られており、購入するにはそこにおいてある箱に自分でお金を放り込むという性善説に基づいたシステムになっていた。が、そこでいくつかお守りを手にしておろおろしていたお年寄りがいたんだけど、どこからか長身のおっさんが涌いてきて「勝手に持っていったらあかんで。お金はここに入れてくださいよ。初穂料て」などとちょっとがなるような調子で言った。なんとも不躾な口調だったが年上の年寄りにあれはない。お前こそ一体誰なんだ?と思ってみていたが神社のひとではないらしい。ないらしいが、参拝客というわけでもない。と、気が付いた。氏子なのかもしれない。とにかく失礼なおっさんであった。


そこからさらに奥へ進む道があり歩いていくと朱塗りの鳥居が延々と続く、よく写真なんかでみる光景に出くわした。






この鳥居サイズがいろいろありましてそれぞれお値段も違います。


5号17万5000円から10号130万2000円まで。130万2000円。ひゃくさんじゅうまんにせんえん。






これ以外にもですね、人が潜れないくらい小さな鳥居がございます。ほとんど絵馬程度のあつかいのミニ鳥居。これもサイズがいろいろあります。






この写真には3500円と2500円しか写っていませんが、さらに5500円、7500円、8800円と少しづつサイズが大きく値段も高いものが用意されています。素晴らしい。有難い初穂料をどの階層の参拝者についてもけっして取りこぼすことのないよう、きめの細かいニーズに応えるこの姿勢。素晴らしい。


こんな感じで奉納されておりました。






ずんずん登っていくとあるところで急に視界が開けます。この時にはすでに天気が良くなかったので霞んでいますがかなり遠くまで見渡せます。




そこに茶店があります。ソフトクリームとかソフトドリンク(バヤリースですよ!)あります。ゆで卵なんかもあったような気がします。タバコ吸えます。





で、じつはここからが本番でここからさらに奥があり、1周30分でまわることができるループ状の山道(もちろん鳥居着き)になっていました。ここで引き返そうかと思ったのですがせっかくだし、ということで進みました。30分はちょっと無理。途中いくつも御社があって当然各御社には賽銭箱がありまして、いちいち引っかかっていたということもあり1時間弱ほどかかってしまいました。


ちょっとしたハイキングになりました。足が筋肉痛。痛いです。久しぶり。


下山してお昼にしようと祢ざめ屋へ行ったのですが行列がながくてあきらめてちかくのふたばもち(出町ふたばののれん分け?)で花びらもちと豆大福を買って京阪へ移動。中書島でおりて伏見へと降り立ったのでした。続きはまた今度。