晴れ

のち雪のち雨のち晴れ。



寒い中買い物へ。帰り道坂道をキコキコのぼっていたら後ろからしゃーっと追い抜いて行く自転車がっ。


私が抜くことがあっても抜かれたことなどッ!なかったのにッ!見ると女子高生が立ちこぎしておった。おでこ広めの子。


抜かれたところで私は左折し彼女はそのまままっすぐ進んでいった。私はその後すぐに右折して住宅街に入り、そのまままっすぐ快調に進んでいた。いくつめだったかの十字路で右から自転車が飛び出してきた。みるとさっきの女子高生ではないかッ。というかあそこまっすぐ進んでこんなところにつながっているなんて知らなかった。


今度は負けてなかった、と軽い勝利感を味わいつつ進んだ私は住宅地のはずれ、その道の行き止まりで左折した。と、目の前をさっきの女子高生がシャーっと通り過ぎるではないか!


私は彼女が通り抜けた道にはいって右折、自宅への長い下り坂に入り、先行する彼女を普段は漕がずにいるところをぐいとペダルを踏み込みつつ加速ッ、シャーっと抜き返し自宅前へ到着。彼女がまだ下っている目の前を右折して悠々と駐車場へ。


こんな感じ。





辛うじて勝利したがなんだか負けたような気がする。大人げない。


というかこれ私が彼女と同じ高校生であれば恋の始まりに最適な状況ではないかッ!ないか!ないか!毎回がんみされたししたからな!


どうみても親子にしか見えないところが残念極まりない。ずっと昔にこんなことがあればッ…クソッ…


とか書いてると殺されるのでこれは全部作り話です。