1911 【辛亥革命:2011】
見た。
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2012/06/08
- メディア: DVD
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邦題の『1911』より原題『辛亥革命』のほうが分かりやすいんだけどな。映画の内容も孫文や袁世凱やいろいろ出てくるけれども主題は『辛亥革命』そのものだし。
というか孫文を主役に撮ればよかったのに。登場人物の中ではわりあい魅力的に見えたし。革命そのものを映画にしたかったんだろうけどこちらは地名聞いてもよくわからないくらいだから革命軍と清朝というか袁世凱の近代化された軍隊のどちらがどれくらい有利・不利なのか見ていてさっぱりだった。塹壕を出て突撃して攻め落としたかのようみ見えたのに字幕では逆に「陥落した」となっていたりしたのも良くない。もうちょっと配置なりを地図で見せてくれてればなぁと。
面白かったのは紫禁城。隆裕皇太后とまだ幼いラストエンペラー宣統帝・愛新覚羅溥儀が泣きはじめると大臣連中が平伏するシーン。もう列強から食い散らかされるわ革命軍は押さえきれないわ軍事費を借りようとした欧州からは断られるわ家臣どもは保身しか考えてないわで進退極まって泣いてるんだけども笑ってしまう。母ちゃんが泣いたから平伏、すると今度は後ろで息子が泣くからそっちへ向き直って平伏。そりゃ滅びるわ。
孫文と同じくらい目立ったのが袁世凱。あの悪者ぶりはなかなかよかった。ジャッキー・チェンは孫文の右腕で軍事担当の黄興の役。地味だなと思っていたら一箇所だけカンフー披露してた。ジャケットもジャッキーだし総監督も本人だけどあれは頼まれたから付け足したシーンに見える。見るとやっぱりうれしいんだけど、映画としてはまったくいらんもんね。