[]エリザベート

見てきた。キャストはルキーニが高嶋政宏、エリザベートが春野寿美礼、トートがマテ・カマラス、フランツ・ヨーゼフが石川禅、ルドルフが古川雄大、ゾフィーが寿ひずる。


エリザベートは宝塚版をDVDで見たっきり。このときはトートが姿月あさと、エリザベートが花總まり、フランツ・ヨーゼフが和央ようか。あとオーストリア版をyoutubeでちょっと見た。


いやー春野寿美礼が上手い。声量もあるし声がきれい。トート役トリプルキャストでマテ・カマラスの回の公演を見たんだけど、春野寿美礼のほうが上回ってる感じ。二人で歌ったところなんて圧倒してたところもあるくらい。まあマテさんはガタイがよくてそれがばかって胸をはだけていたのでエロいといえばエロいけど歌だけならひょっとして山口祐一郎さんでもよかったのかもと思った。やっぱり日本語の歌詞で歌うのは不利みたい。サビの部分以外の発音がパトリック・ハーランみたいだったもの。


途中タカラヅカ版ではなかったと思うんだけど、ドイツの民族主義者が出てくるシーンでハーケンクロイツの大きな旗（ナチのやつ）が時代はあってるんだろうか？


とにかく春野さんが良かった。全般的に歌が良かったけれど頭抜けていたのは春野さん。ずん子さんも好きだけど舞台ぜんたいで比べると今回のほうがよかった。


あ、一点だけ文句を。ルキーニ（高嶋政宏）が一か所、観客の拍手を求めて両手を振り上げ、拍手が大きくなったところでタモリ（森田一義）が『笑っていいとも！』でやるように拍子をとって切り上げさせたところ、あれ最悪。なんで舞台から現実の世界に引き戻すようなことをするのかわけがわからない。


そういえばすぐ後ろの席に女子高生が4，5人で見ていたんだけど、女子高生が見にくるようなキャストがいたのかな。結構な金額だと思うんだけど。


“『エリザベート』♪愛と死の輪舞／マテ・カマラス”





“『エリザベート』♪私だけに／春野寿美礼”




おまけ。わたしゃずんこさんは好きなの。“姿月あさと×マテ・カマラス / 闇が広がる Superlive”