天空の城ラピュタ
とうぜんTVのあれ。まあほとんど見てないんだけど。てきとーに「ばるす」って呟いただけだけど。
宮崎駿の映画ならこれが一番。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2002/10/04
- メディア: DVD
- 購入: 15人 クリック: 700回
- この商品を含むブログ (423件) を見る
これもう25年も前の映画なのね。にもかかわらず近所のビデオレンタルみると大抵借りられている。それも4,5本あるにもかかわらず。
124分なんだけど実感としてはもう少し短いかなってくらいテンポがいい。構成がとっても単純。だって緩急の繰り返しだけなんだもん。
まず、シータの乗っている旅客用の飛行船をドーラ一家が襲撃、シータ落っこちる。これ急ね。
オープニングはラピュタが現役だった昔からラピュタ人が地上に降りてくるまでを画だけで説明。そのままシータがゆっくりと落ちて来るのを受け止めるパズーのシーン。ここでは鉱山で下働きしているパズーの様子(やっとエレベータの運転を任されるくらいにはなったってところ)を見せてそのまま翌朝自宅のシーン。
ここでは一人暮らししているパズーの日常を見せ、亡くなった父とラピュタの係わりに触れる。これでパズーの動機完璧。ここまでが緩。
で、ドーラの息子たちに見つかって追いかけられる。ここから逃げるパズーとシータ、それを追いかけるドーラ一家とムスカの特務機関の乗った装甲列車の登場、で、また落下。怒涛の急展開で急。
地下に降りた二人とモグラみたいなポム爺さんのパートで、飛行石の話。いまの科学では作れない純粋結晶ってことが判明。ここはどうみても緩。
で、地上に出たとたん見つかって「何をするっ」がでて後頭部ボコられて捕まる。ぷち急。
次軍の要塞。ここで将軍(軍)とムスカ(特務)の立場の違い、ロボット、シータが王女であることをさっと説明。金貨3枚もって失意の帰宅(投げ捨てられないところがいいよね、金貨)。どうみても緩です。
帰ってみたらドーラが待っててパズーが一緒に行くといってドーラが「40秒で支度しな!」といって出発。ここからアクションスタート。ロボット復活して要塞はほぼ壊滅。ドーラたちがシータ奪還成功。これが怒涛の急パート2.
ゴリアテを追いかけるタイガーモス号のシーン。ドーラたちの日常をさらっと見せる。パズーの日常を見せたところとおんなじ。ここは緩。
で、ゴリアテに見つかってドンパチやりつつ龍の巣見つけて突入。ここは急。
嵐を抜けて無事ラピュタにたどり着いたパズーとシータがロボットについてのこのこ歩き回ることでラピュタの日常がどんなものかを見せる。緩ですな。
さっと見終わったところにドカンと爆発音。ゴリアテも接岸、軍隊が上陸しドーラたちは捕まってる。ここからラピュタ崩壊までが最後の怒涛の急。
緩・緩とか急・急がない。緩急緩急緩急。
それぞれがもうちょっと見ていたいかも、というくらいで切り上げられて次へつぎへと進む。とてもシンプルなんだけど気持ちいいんだな。編集がうまいのかな。というか実写と違って切るってのはあまりないのかも。そういうところも天才的かも。