ヤギと男と男と壁と 【The Men Who Stare at Goats:2009】
見た。
- 出版社/メーカー: エイベックス・ピクチャーズ
- 発売日: 2011/01/07
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壁とかどうでもいいよね、と思ったらこれは千原ジュニアのアホが付けたタイトルらしい。とはいえ原題どおりに『ヤギを見つめる男たち』でいいかと言うとそれもどうかなーと。
ベトナム戦争でのある事件をきっかけに人間の無意識下に働きかけることで戦闘を有利に、ひいては戦争の原因となる軋轢そのものを解消しうると考えたジャンゴ中佐(ジェフ・ブリッジス)によって作られたヒッピー的な超能力部隊の唯一といっていい成果兵士であるリン・スキップ・キャシディ軍曹(ジョージ・クルーニー)と、彼にくっついて戦争中のイラクの砂漠をさまようことになった妻に捨てられて傷心中の自称ジャーナリストボブ・ウィルトン(ユアン・マクレガー)の二人が主役。
なんといっていのか、よくわかんないけど面白かった。ものすごくしょーもない話なんだけど幽体離脱してやってきた元の上司からの指令を真剣な顔で信念に基づいてまっとうしようとするジョージ・クルーニーと、どうしようもなく情けないダメ男(そりゃ捨てられるわ、というくらい)のユアン・マクレガーのやり取りがめちゃくちゃ面白い。こういう“笑いの間”ってかなり難しいと思うんだけど、間の取り方に関しては成功している。
ただ全体通してどうかというとちょっと意味不明すぎてよく分からないところもあったので、イマイチ。
二人が拉致されたあと、どこか別の組織の連中に引き渡されそうになったシーンで、ユアンの鼻が真っ赤に腫れているんだけどなんの説明もない。なんかカットしたのかもしれないけど、編集もうちょっとなんとかならなかったのかと。