誰も知らない Nobody Knows 【Dare mo shiranai:2004】
アリムーが面白いって言ってたので見た。
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いやー柳楽優弥ってきれいな子だったんだねーと。ジャケット写真だかポスターだかで見た記憶はあったんだけど実際みるときれいだわ、顔。
という存在感は抜群なんだけど伏し目がちで時々笑うくらい、柳楽優弥。最後は殆ど表情がないという展開。
どうも実際にあった巣鴨子供置き去り事件というのが元ネタらしいんだけど、この映画自体はちょっとファンタジーが入ってる。実際の事件では暴力行為があったらしいけど、この映画では暴力はいっさいない。
一切ないどころか出てくる大人たちでこいつは悪人だろ、というのがいない。驚くべきは子供を置いて出て行った母親でさえ悪人には見えない。いいかげんな性格でただ配慮が足りないだけ、という風に見える。youっていうキャスティングも上手かったのかも。
ということで、暴力などのどぎつい設定も特筆すべきひどい人物も出てこないまま話が進む。それが返ってネグレクトという「静かな虐待」がどういうものなのか、どういう事態が起きかねないのかというところに焦点する原因になっている気がした。
ただ、ちょっと長い気もする。あの長さがなければ放置された子供の時間を感じることが難しいのかもしれないけど、もうちょっとなんとか処理できないのかなと思う。あと最後のほう歌がうっとうしい。いらない。
次男みたいなやつが一番きらいなので死ねばよかったのに、とちょっと思った。