きみがぼくを見つけた日 【The Time Traveler's Wife:2009】
見た。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: DVD
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雪の降るクリスマスイブの夜。車で帰宅途中、事故にあう直前に、後部座席で歌っていた少年ヘンリーは消失、一転自宅廊下に出現し、ソファで両親に挟まれて本を読んでもらっている自分を目撃したのち、また事故の瞬間にもどり、側道から母の乗った車がトラックにつぶされ炎上する様子を目の当たりにした。そこへ中年男性が駆け寄り素っ裸になっていたヘンリーに毛布をかけながら少年ヘンリーが事故の瞬間、2週間前にタイムトラベルをしたことを説明し、自分は未来のヘンリーだと名乗る。
いつ自分がタイムトラベルして現在から消失してしまうのか、さらには行き先の時間も場所もわからないというケッタイな能力。しかもトラベルするときには身体しかジョウントできないので、行った先ではいつも素っ裸になってしまい、結果常に衣服を調達するために不法侵入を繰り返し警官に追われている。主人公に都合のいいように、衣服も一緒に移動はしてくれないというちょっとリアルな感じのタイムスリップという設定は悪くない。ただエリック・バナだからいいけど、女の子がすっぽんぽんになってしまうとよくないんじゃないのかと心配になった(と、ここは都合よく、女の子は行き先の場所や時間を選べるらしい)。
と書くとSFっぽいけどぜんぜんSFじゃなかった。要するに夫と妻、そして娘の家族の物語、ドラマを見せたかっただけらしい。ある種の難病もののような感じ。
エリック・バナもレイチェル・マクアダムスも悪くないけど、ちょっとテンポ悪い。まあボーっと見るにはいいかも。真面目な難病ものはしんどいうえに対して面白くないので、こういうファンタジーにしてしまったほうがいいのかも。でもぱっとしないな。タイムトリップにしてもいろいろおかしいところもあるし。
冒頭のクリスマスの照明が滲んだ画面、『エターナル・サンシャイン』で見たような感じがする。話も似ていなくもない。どちらももう見ないけど。