竜馬暗殺 【Ryoma ansatsu:1974】
先日亡くなった原田芳雄。彼の映画ならこれ、ということだったので見た。
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確かに原田芳雄、結構よかった。ただいつもどおりというかこういう人だったな、という感じ。
中岡慎太郎役の石橋蓮司もほぼ同い年らしいけど、これが若い。桃井かおりも若いわかい。松田優作も若いはずなんだけど、なぜかいつものイメージ通りだった。
モノクロ映画で画面が粗い。たぶんカラーだともちろん綺麗なモノクロでも昔の町並みっぽく見えないからこういう画面にしたんじゃないかと思う。土蔵の中か、狭い路地や寺や墓地や墓地や墓地でしか撮影していないからかなり苦心したみたい。
それでもまだ足りないらしく、かなり人物に寄って写しているので見ているほうとしては窮屈というか息苦しくなってくる。
で、そこまで近寄って写しているのはなにかというと、こうグズグズしただるい時間であって、これという事件や出来事は起きない。なので見ているほうもだるくなる。これが狙いならいいんだけどたぶん違う。だいたいコメディでもないのに暗殺を前にしてほとんど緊張感が無い。困ったもんだ。
とはいえ、すごい低予算にもかかわらずがんばったね、という感じがするのは役者がみんな頑張っているからなんだろうな。もう見ないけど。