シャンハイ 【Shanghai:2010】

帰り道、只券で見てきた。


映画『シャンハイ』公式サイト


渡辺謙が出ていることとジョン・キューザック久しぶりってので見た。話ちがうけどジョン・キューザックって浅利陽介と似ている気がする。


ちょっと拍子抜けな感じがある。105分なのに長い感じがする。たぶんそれは平板というか単調なせい。ずーっと同じ程度に丁寧に撮りましたという感じ。時間の流れ方が一定の速度で、お話の展開にも特に工夫がないというか地味なまま。


なんていうのか、見ていてどことなく『LAコンフィデンシャル』と似た雰囲気を感じたので期待はあったんだけど、結局最後まで盛り上がりを欠いたままだった。残念なことに変な日本語しゃべる変な日本兵とか明らかに顔が日本人じゃないわな、というおっさんが将校やってたり、いくらなんでも斬首はねえだろ、とか、このところあまりお目にかからなくなっていた“変な日本”が復活していたし。


そうね、ああいう落ちでもいいんだけど、それまでに観客をミスリードするような展開を用意しておかないと「へ?なにこれ?」でおわるんだよね。あとシャンハイの独特な雰囲気を使ってもっとケレンミたっぷりにしたりすれば『上海コンフィデンシャル』になったと思うんだけど。


コン・リーがきれいだった。