フランシスコの2人の息子 【2 filhos de Francisco - A história de Zezé di Camargo e Luciano:2005】
見た、といってもTVで。なので短くなってるかもしれない。そんな感じのつなぎ方のところもあった。
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貧乏で子だくさんのフランシスコ(アンジェロ・アントニオ)一家のお話。タイトルは2人の息子だけど、どっちかというと父ちゃんのお話のようなそんな映画。
家賃を滞納しているにも関わらず、たくさんいる兄弟姉妹のうちの息子2人にギターとアコーディオンを買い与えるために収穫した穀物やら家畜を手放したフランシスコ。愛想を尽かされてしまい義理の父から借りていた家を追い出される。
田舎から都市にでてきた一家の生活は、父ちゃんのキャラもあって(母ちゃんは暗い。先住民の血を引いている美人だけど)明るいんだけど苦しい。そこで兄弟はバスターミナルで弾き語りをして小銭を稼ぐようになり、半分詐欺師のようなプロモーターに見いだされて。。。
苦しい生活なのにかなりの投資をして楽器を買い与え、デビューしてからも給料をぜーんぶ公衆電話用の小銭に代えてラジオ局にリクエストし続けて大ヒット曲にしてしまったフランシスコ父ちゃんがいちばん偉大。このひと軽いんだ、キャラが。だから重くなりそうな話なんだけどどこか救いが感じられる。実は映画の最後にモデルとなったご本人がちらっと出てくるんだけど、これがまたいいキャラ。
知らなかったけれど、このゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノってほんとに人気のあるデュオらしい。その裏にああいう父ちゃんがいた、ああいう一家の歴史があったというのは、んー。
この息子役の役者の顔がなかなかいい。少年時代もいいし青年になってからもいい。青年役はマルシオ・キエリンギという人なんだけど、どこかで見たことがあると思ったらビリー・ボブ・ソーントンをぐっと若くしたような顔。父ちゃん役の人ともどっか似ている。
こういう顔で思い出したのがこの映画
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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野球をしていた少年たちが、大事なボールを猛犬のうろついているところに打ち込んでしまってそれを取り戻そうと四苦八苦するお話。いいんだこれが。
この映画の子役もよかった。成長したときの顔が子どもの時の顔とそっくりだと思って調べたら同じ名字の役者だったのでほんとうの親子か兄弟だと思う。DVD出てないのが残念。