スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 【Scott Pilgrim vs. the World:2010】

見た。


んーと、ヒロイン(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)の魅力が微妙というのと女子高生の(元)彼女である中国系の子のキャラ(エレン・ウォン)がいいというので、拮抗してしまっていてぴりっとしない。というかところどころ逆転すらしているような気も。


ま、お話はどうでもいいかんじで、現実なのか比喩なのかもどうでもよくて、ああいう画面が撮りたかったのね、という映画(哲也先生のはなしだと「ああいう編集」がやりたかった)。


主人公のスコット・ピルグリムがヒロインの7人の元カレに次々と襲撃されるということで7人それぞれに濃いキャラとそれに見合った戦闘シーンが展開することになる。一番手のインド人がとてもそれっぽく、というか殆どインド映画のような映像で笑った。日本人の双子のシーンは正直つまらんかった。


7人のうち唯一女性がいたんだけど、女の子は殴れないというスコットの手足をとってヒロインが操り人形のように戦わせたシーン。ジェット・リーの映画で見た。女性の手足をとって女を殴るシーンだったけど。ジャッキー・チェンの映画だったかもしれない。


他の刺客ではヴィーガンのベーシストが一番うけていたかもしれない。私はウルヴァリンヒュー・ジャックマンみたいなアクション俳優が面白かった。


ラスボスのギデオンを演じたジェイソン・シュワルツマンは目の辺りがなんとなくトム・クルーズっぽいなと思いながら見てたけど、一番似ていると思ったのは『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープの片腕を演じていたスタンリー・トゥッチで、ひょっとして親子じゃねーの?と思った瞬間もあった。


もうひとり、似ているという話では主役のマイケル・セラ。『ソーシャルネットワーク』の主人公と区別が難しい、という大蟻食先生に完全同意。