英国王のスピーチ 【The King's Speech:2010】
見てきた。
実は中盤も山場でウトウトしてしまった。なんか疲れててね、しょうがなかったんだ。
どもる王様のお話。吃音というのかな。
王様っていってもおとぎ話ではなくって本物の王様、ジョージ6世で、演じたのはコリン・ファース。吃音の様子を見ているとこちらも舌が引き攣れるような感じになり、後頭部から首のあたりに圧迫を感じた。ひょっとして人間みんな小さなころ、上手くしゃべれないときはあんな感じなのかもしれない。
私もストレスを感じると呂律が回らなくなる子どもだったのでわかるような気もするけど吃音ではなかった。
ということなんだけど、どちらかと言うとその吃音を治療するオーストラリア人ライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)のほうがキャラとしては強めだったかもしれない。いや拮抗してたかな。
第二次大戦直前ということでヒトラーの記録映像なども出てきたんだけど、それを見ると当時の人間から見てもキチガイ染みて見えたんじゃないかなと思った。正確にはわからないけどね。
チェンバレンはどことなく似ていたけどチャーチルはさっぱりだった。意外だったのはヘレナ・ボナム=カーターで、今まで見た中で一番普通に見えた。写真をみるとエリザベス妃と似ていなくもない。
あとは、あーこのちいちゃいのがエリザベス女王なのね、とか、こっちがマーガレットさんか(『バンク・ジョブ』の…)とかその辺も面白かった。ジョージ5世のひげ面も立派だった。
大事なところでウトウトしたから仕方ないんだけど、ぱっとしなかった。面白かったけどね。