ベンジャミン・バトン 数奇な人生 【The Curious Case of Benjamin Button:2008】
見た。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/04/21
- メディア: DVD
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ほとんど死にかけの“老いた赤ちゃん”として生まれ、月日が流れるにつれどんどん若返っていくという変わった人のお話。
冒頭にあったニューオリンズの駅の時計の話がよくわからなかった。あれバトンさん一家となんか関係あったのか?
若返っていく老人ベンジャミン(ブラッド・ピット)とふつうに成長し、ふつうに年を取っていくデイジー(ケイト・ブランシェット)のラブストーリーという形になっているけれど、見ていておもしろいのは第一次世界大戦の終戦直後から現代までの世界(まあ主にアメリカだけど)の様子とベンジャミンを取り巻くふつうの老人だったり愛情深い育ての母だったり黒人神父だったり動物園の檻のなかで猿と一緒に展示されたことのあるピグミーだったり自称タトゥー・アーティストのタグボートの船長(なぜか戦死。かっけー酔っぱらい)だったり在モスクワのイギリス人スパイの妻だったりする。あ、あと雷に7回も直撃された爺さん。
最初ブラッド・ピットはともかくケイト・ブランシェットってどうなん?ちょっと歳とりすぎてない?と思っていたし、途中まで見てもまだそう思っていたけれど、後年、既婚者なのにベンジャミンの泊っているホテルを訪れたデイジーを見てようやくわかった。あの後ろ姿のためのキャスティングだったのだ。けっこう衝撃的だった。ストッキング。
ま、でもいちばん可愛かったのは初めて二人が会ったころの子役かなぁ。赤毛に青い目(青すぎる)の少女。ありゃ可愛いわ。
よぼよぼの老犬がずーっと生きていたのには笑った。
技術的な興味とドラマの面白さ、この両方を満たしている映画。中途半端な気もするけれど見て損はなかった。あの母ちゃんいいな。