市民ケーン 【Citizen Kane:1941】
見た。
- アーティスト: オーソン・ウェルズ
- 出版社/メーカー: ビデオメーカー
- 発売日: 2004/11/10
- メディア: DVD
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著作権が切れてるのかな?なんか画質も音質も悪い感じ。字幕がフィルムに焼きつけられている。なので字幕オンオフ関係ない。暗い画面の階調が低くて見づらい。2番目の妻となる女性と出会ったシーンでは一部切れているとしか思えない個所があった。「たぶん歯痛がなくなった」といったセリフが入っているはずなのに、それがない。
というのは措いておくとして、確かに面白かった。映像が。お話はそれほどでもない。
映像が面白い、というのはもう冒頭からそうで、クロスフェードが頻繁に使われていて、イメージの連続性というのかな、とても考えられているように見えた。あとカメラの動きがかっちりしていて迷いがない。つまりこの点でもかなり考え抜かれて撮影されているように見えた。
とはいえ、めちゃくちゃな傑作とは思えない。ま、モノクロが好きではないということもあるけど。
ふてぶてしい主役ケーンを監督でもあるオーソン・ウェルズが演じている。もともと良いガタイで身長もあるところに微妙に煽り加減で写されることがおおいので見ているほうとしては圧迫感を感じる。あと微妙にデブで、年を取ってからの姿はどことなくマーロン・ブランドに似ていた。
子役がかわいかった。母親役はとても陰気でおそろしい顔をしていた。少ししか映っていないのに強烈な印象。
撮影、という点ではいろいろ面白い映画。もうちょっといい画質音質で見てみたい。