存在の耐えられない軽さ 【The Unbearable Lightness of Being:1988】
見た。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2003/06/03
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長い。若い。眠い。
2時間50分は長い。
ジュリエット・ビノシュが田舎娘で良い感じ。よく似合っていた。若い。ダニエル・デイ=ルイスが若い。細い。ちょっと気持ち悪い裸。にもかかわらずなぜかモテモテなのだった。もてる理由がわからない。
レナ・オリンが芸術家(鏡を切り貼りしてなんか作ってたっぽい)なのか、ちょっと変わった謎の美女役。ああ、この人かとようやく認識した。『ハリウッド的殺人事件』とか『カサノヴァ』とか、割と年とってからの出演作しか記憶になかった。でもそんなに若くは見えなかった。ただし裸が凄い。手足長い。肩幅広い。なんか後ろ姿だけみると男みたいな体つき。
対象的にジュリエット・ビノシュはおんなっぽい体つき。特に腰からお尻にかけての線が。
えっと、話はプラハの春をやってたような気がするけれどあまり記憶に残ってない。戦車そのものより、鎮圧された後でデモに繰り出していたプラハ市民を撮影した写真を証拠に反共というか反ソ連の市民を締め上げていくところとか、内務省の役人が過去の過ちを反省するとした内容の書類を持ってきてサインしろと迫るところとか、いったん出国したスイスから返ってくると国境でパスポート没収されるところとか、そういうところが気持ち悪く、恐ろしい。じわじわくる。
しかし、ロシア人が嫌われるのは仕方ないなということはわかった。ありゃだめだ。
ロシア人て暖かいところに移ったらさらに間抜け具合が悪化するんじゃないだろうか。それではひととして困るので神様が極寒の地をお与えになったのだよきっと。だから南下してくるんじゃないよ。北上しなさい北上。
若いといえば、ステラン・スカルスガルドがちょい役で出ていた。細い。髪もまだ残っていた。
レストランのシーンでレナにBGMをクソだとかノイズだとか言わせているだけあって音楽はけっこう良かったけれど、たぶんもう見ることはない。