ナイト&デイ 【Knight and Day:2010】

遷都祭の埋めあわせというわけではなく、前売り買ったのにもう公開終了しそうな気配なので見てきた。


ん。少年時代のこれ以上ないという笑顔を見せるトム・クルーズの写真。これに尽きるな。あまりにもすごい笑顔で笑ってしまった。


映画自体はテンポよくガンガン展開してそれなりのハピーエンドを迎えるので、これはこれでいい。と思うんだけど何か物足りない感じ。アクションも悪くないんだけどね。車のぶっ飛び具合は結構すごいと思う。重量感を持たせたままボンボンぶつかるしぶっ飛ぶ。


マクガフィン(!)はなんと永久機関。というか永久にエネルギーを供給してくれる電池。これを高校卒業したばかりだったかまだ高校生だったかのポール・ダノが開発したという。ポール・ダノですよ、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』とか『リトル・ミス・サンシャイン』で怪演した彼。


しかし今回の彼はただのギーク、というかほとんどナードの扱い。ただのナード。全然使いきれてない。どうでもいいくらいの役だった。もったいない。そうそう、彼にこそコロンバイン高校の乱射事件の映画に出てほしいな。ふつーの演技をしてる彼を見ながらそんなこと思った。


あ、あと牛さん。たしかに牛さんちょうつええ。結構よくできていた。ついこの間みた『13人の刺客』の燃える牛さんのしょぼすぎるCGとは偉い違いだった。泣けるわ。


そうね、この映画どこをとっても誰をとっても悪くはない。でも足りないんだわ。ポール・ダノ使いきれてないもん。キャメロン・ディアストム・クルーズももっといけたはず。なのにそこまでいってない。その歯がゆさが物足りなさの原因だわ。きっと。


ちょっと年をとって、しかも修正してない自然なキャメロン・ディアスがところどころエレン・バーキンに見えた。いいのかわるいのか微妙だ。


そういやスペインの武器商人、ベレッタ93R持ってたな。使ってないけどw