U・ボート 【Das Boot:1981】

見た。





長い。これまでTVも含め何回か見ているはずだけど、ここまで長くなかった。と、よく見るとディレクターズカット版。


長いんだけど、そしてそのほとんどがUボートの活躍ではなく追い詰められていくシーンなんだけど、それでも十分おもしろい。とにかく潜水艦の中の様子、運用の様子がいちいち面白い。急速潜航で乗組員が前に集まっておもりになるとか、笑った。


Uボートが水面すれすれに航行するようすもなかなかかっこいい。音楽も、あーこの映画の音楽だったのか、という感じでよくTVなんかで使われているやつで、かっこいい。ちょっと浮いてるけど。


艦長以下、みんな顔がいい。約1名を除き、どんどんひげが濃くなっていき、服も垢でどろどろになっていく。汚い臭い狭い。もし自分があそこにいたら気が狂いそうになるだろう。というか狂う。そんで艦長に射殺される。やだ。絶対潜水艦なんか乗らない。というか戦場はばっちいのでいかない。


イギリスの船団を攻撃して3隻沈めたはいいけれど駆逐艦に追いかけられてほうほうの体で逃げ出すようすは猫に追いかけられるネズミのようで面白い。駆逐艦てそんな怖いのか。潜水艦からの攻撃はできないんだろうかね。


この映画は完全にUボート側からの視点しかないので、今度は駆逐艦側の映画でも見てみることにする。『眼下の敵』っておいてあるかなぁ。