プラトーン 【Platoon:1986】
『Uボート』を見ようと思っていたけど借りられていたのでなんとなくこっちを見た。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: DVD
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まあTVなんかでも何度か見ているはずだけど、覚えていたのはジャケットの写真に使われているあたり。つまりウィレム・デフォーがヘリで帰還する連隊においてけぼりを食らって無数のベトコンに追いかけられているシーン。
ウィレム・デフォーがいいひとでひどい目にあいました。ということくらいしか覚えてなかった。ところでデフォーさんはこの映画のあといい人の役をやったことがあるんだろうか。いい人打ち止めになってるような気がする。
で、悪いやつがトム・ベレンジャーだったんだけどすっかり忘れていた。体は主だった出演者の中で一番といっていいほど鍛えてはいるけれど細い(ウィレム・デフォーはヒョロヒョロだし、チャーリー・シーンにいたってはガリガリだ)。今見るとこのひとそんな悪くない。ともいえずやっぱりひどいなと思う。ただデフォーのほうはただのいい人ではなくてちょっと気持ち悪い人に見える。
単独で隊の後方にまわりこみ、裏を取ろうとするベトコンどもを片付けたあとでべレンジャーと鉢合わせするんだけど、このときの顔が気持ち悪い。やっぱり戦争でちょっとあたまがおかしくなっていた、という設定なのかもしれない。
この映画は、当時「本当のベトナム戦争を描いた」といったような扱われ方をしていたという記憶があるけれど、今見返してみるとちょっと薄い。弱い。強度が足りない感じ。表面をさーっとなぞったような。同じく大量のベトコンに攻められる戦闘シーンは『ハンバーガー・ヒル』なんかのほうが面白いと思う。
これもこの分野の映画が進化したということなんだろうか。ま、先駆け、というのはそれで意味があると思うけど。
そういえばちょい役でジョニー・デップが出ていた。ちょい役なのにエンドクレジットでは顔と名前が大きく扱われていた。