リロ・アンド・スティッチ 【Lilo & Stitch:2002】
ようやく見た。
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2003/08/22
- メディア: DVD
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キャラクター商品なんかで先にスティッチの見てくれだけ知っていたので避けていたんだけど、あんな悪がきだとわかっていればさっさと見ていたのにと思った。
いつものディズニー映画、という感じ。清く正しく。今年の初めに見た『プリンセスと魔法のキス』に似ていなくもない。なにがって親を失って困窮してるけれどがんばる家族。みたいなところ。
といってもそういうのが嫌いなわけじゃなくて、んーと、どっちかというとそりゃ卑怯だろ、と思いつつぐっとくるというそういうヒネタ感じ。リロという子供が子供らしくて「そういうことすると離れ離れになっちゃうってなんでわかんないんだよ、もうっ」とお姉ちゃん側の立場から見て胸が苦しくなったり。
児童保護局のおっちゃんがサミュエル・L・ジャクソンみたいな黒人で、最後におおきなオチを用意してくれてるんだけど、このキャラが効いてる。このおっちゃんが一方的な悪役でなく、彼の言い分もわかるあたりが苦しさを増加させる。ほんとうの悪役は軍人だけだった。
ハワイ行ってみたい。似合わないのは重々承知してるけど。
姉妹がスティッチを貰って帰るときに町の電気屋さんのショーウインドウのTVで流れていた映画。タランチュラが主役のモンスター映画で、それを見たスティッチがガオーッ!ガオーッ!とまねをする。
一瞬『巨大クモ軍団の襲撃』【Kingdom of the Spiders:1977】の、これかと思った↓
しかしよく見ると家よりも大きな巨大タランチュラだしモノクロだったので調べてみるとどうもこれらしい。
『世紀の怪物 タランチュラの襲撃』【Tarantula:1955】
『巨大クモ軍団の襲撃』は窓ガラスを突き破って侵入してくる無数のタランチュラと夜通しで戦って、朝になって静かになった外をみると町中がクモの糸で覆われていた、というラストをよく覚えていた。それくらいだからそれなりに面白く見たはずだけど、いま見てみるとたんにタランチュラ虐殺映画にしか見えない。ほとんどギャグだ。
それに比べて22年も前の『タランチュラの襲撃』は、合成だし、それなりにがんばって作ってる感じがしていい感触。こっちは未見だけど見てみたい。