昨日からのつづき

昨日書いたこと

  • 私はボスニアの内戦については当時テレビでニュースを見ていた程度で詳しいことは殆ど知らない
  • 上記の理由からあの文章に書かれていたなかに事実に反するものがあるのかどうかについても分らない
  • 日本や父親に関する記述に不自然さを感じる部分はあるが、決定的な判断材料にはならない
  • スラブ系なのに英語の歌を歌えるのかとも思うがインタビューに英語で堪えているひとも結構いた(これは昨日書いていないかも)
  • 登場人物の描き分け、話の展開(といってもほぼ時系列にそった一人称視点でしかないが)、個々の場面の描写のどれをとってもそつがない
  • ときおり挟まれる「やる夫的な講釈」にもおかしい点は見当たらない
  • にもかかわらず私はこの文章は創作ではないかと考えている(もちろん断言はできないが、かなり創作側に傾いている)

創作だと思う決定的な理由は、実は3つ上に書いた全体的なそつのなさにある。もう一度昨日書いたところから引っ張ってくると

立ち過ぎではないかと思う程キャラがたっている、言ってみるとステレオタイプ」な登場人物たちが、どこかで見たような「定型の展開」、これまた言ってみれば「テンプレート」の中に綺麗に配置されていて、しかも個々の描写は全くどこをとってもそつがない。が、そつがないだけで「これこそ現場を見た、体験した人間から出てきた言葉だ」というものがどこにもない。一カ所もない。




最後にある「(過酷な)体験した本人であるからこそ出てきた表現」というものがどういうものかというと、「体験したことのない人間(=わたし)」が読んだときに、一瞬え?と思うような、ごく普通の日常生活を暮らしている人間の(ユルイ)想像からは外れた表現、といったものです。逆に、読む側がそもそも知らないはずの「リアルさ」を感じさせるためにそのような一見不自然にも見える、見る者読む者に引っかかりを与えるような描写を意図的に潜ませることもできるでしょうし、そういった小説や映画もあるでしょう。


この明確に証明することができない点(ひょっとしたらいちばん曖昧かもしれませんが)こそが、私があの文章が創作であると思う決定的な理由なのです。


書かれている内容の妥当性(内戦についてはよく知りませんし、父親に関する不自然さも否定しづらい)よりもその書きっぷり、筆致、語り口、文体にこそたいせつな何かが現れているように思えてならないのです(これを書いていて佐藤哲也佐藤亜紀両先生の話を思い出してます)。


如何せん自分自身がはっきりつかみ切れていないことなのでどういえばいいのか色々考えてみました。あまり自信はありませんがひとつ喩えを。
この『日本人によるボスニアの内戦体験記』の“語り口”には、言ってみればクリスチャン・ラッセン(別にヒロ・ヤマガタさんでもいいし、その昔NHKのBSででやっていた「ボブの絵画教室」のボブさんでも)の筆遣いと同じような感じを受けます。一見すると下手ではない。そつがない。


しかし、あの『体験記』に書かれているのはイルカではないし能天気なバルーンやアメリ
カの自然でもない。内戦の悲惨な光景・体験です。


あの文章はラッセンたちの絵と同じように、ある意味上手い。しかし上手くてもダメで、下手でもOKということはある。中沢啓治さんの『はだしのゲン』の絵なんて私は上手いと思ったことはありませんが(異論はあるでしょうが)、あれがダメかというと全くそのようなことはありません。


多分、文体には書き手の対象に対する姿勢(ひいては作品そのものに対する姿勢)、考えが出ている。そういった意味であの内容にふさわしい語り口ではない。

あの内容を真剣に伝えようとし、真剣に取り組んだならば決してあのような筆致にはならないという、殆ど確信のようなものを感じた。

それが理由です。



昨日の簡単なまとめを、と思ってたのがえらく長くなってしまいました。次に行きます。

実体験である場合

これはもう、どうしようもありません。「すみません、私が間違っていました」としか言いようがない(断言はしてませんが、頭くらいは下げるべきでしょう)。


別にステレオタイプでテンプレートでそつがなくても実体験だという可能性は十分あります。


ただ、一点。どうしても私には納得の行かないところがあります。

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05 /19(水) 13:08:21.16 id:sViwJ6eP0

俺はスルツキの人達を悪く言うつもりは無い。

実際、どっちが悪いと言えるような状況じゃなかったんだ。

どちらも同じ事をやって、そしてお互いに殺しあってた。

だから、俺が話す内容は、どの民族が悪かって話にはならないように

書くつもりだよ。スルツキの人々を悪とするつもりは毛頭ない。



112:祐希◆.0dKn/WD26 :2010/05 /21(金) 01:12:40.05 id:c1y0p92o


>>102 データを間違えて上書きしてしまったから、原稿用紙の文を要約しながら書いてるんだ。
原稿用紙の文そのままだと↓こうなってしまうし、原稿用紙の文は入力しなおしてて、まだ今話してる所まで追いついていないんだ。


原稿用紙の文そのままのやつね。まだ今話している段階に追いついてない↓



 お読みいただく前に



 これから書き進めていく体験談は、筆者が可能な限り客観的な視点に基づきつつ書き記したものである。フルヴァツカ紛争やスロベニア紛争に端を発した一連の所謂ユーゴスラビア紛争に関して、筆者はどの国家・民族・宗教・勢力に対しても賞賛や批難・中傷を行う旨はないと予め表明しておく。

(以下略)

(略したのは引用した私)


と言った前置きを書いている。


193:祐希◆.0dKn/WD26 :2010/05 /21(金) 02:04:37.14 id:c1y0p92o

タガは外れてないんだ。皆罪悪感はあるんだよ。でもその罪悪感をも超越する程の、

他民族への恐れ、怒りや憎しみがあったんだ。だから、自分達の民族のためと

自分に言い聞かせながら殺したりしたんだ。中には本気で楽しんでいた人もいたかもしれないけど

スルツキの人たちだけが野蛮で殺戮をしまくっていたってわけじゃないんだ。



現に、それに反対するスルツキもいたんだよ。でも、民族の敵といって、

そういったスルツキの人も殺害の対象になってしまったんだ。

戦場の中は、皆普通の心理状態じゃないんだ。もしかしたら、

他の民族に同情した同胞が、自分達に銃を向けてくるかもしれない。

それほど疑心暗鬼に陥る状態だったんだ。

今までの歴史とか宗教とかが絡み合って、想像できない状態になってたんだ。




という状況説明があり、

143:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 02:45:03.06 id:kv3yaWMo



彼らと過ごした間、俺は色んなものを目にした。

俺の中で、この時スルツキの人々や軍、警察、民兵は絶対的な悪のような

存在になっていたんだ。そして、ボシュニャチは被害者だと。

だけど、違ったんだよ。民兵の人たちはさ、スルツキの集落を襲って、

食料を奪ったり、スルツキの大人や子どもを殺害したり、

女性をレイプしたりしていたんだ。

俺はわからなくなっちゃったんだ。何が正しくて、何が間違っているのかとか。

何が悪で、何が正義なのか。あんなに被害を受けて、その苦しみを知っているはずの

人たちが、同じ事を、相手の民族に、人々にするんだ。

145:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 02:52:02.43 id:kv3yaWMo

俺は、何でそんなことをするの?やめようよって何度も言った。

それはやっちゃいけないことだよって。

そういうと、決まって民兵の人は悲しそうな顔をしてさ、

そんなのはわかっているんだって。でもこうしないと、自分達の仲間が同じ目に合うって。

矛盾に気づいているのに、それをしなければいけない状況だったんだ。

ボシュニャチもスルツキも。

俺はこの時、まだ彼らの紛争の歴史も何も知らなかった。

前にも書いたと思うけれど、スルツキの人々も同じように、歴史上で何度もこういった

虐殺の被害に合ってるんだ。どちらも被害を受ける苦しみや怒り、恨みをしっているのに、

それでも尚、お互いにそうしなければ、やられる状況になっていたんだ。

146:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 02:52:53.16 id:kv3yaWMo

恨みや禍根は残されたまま、次の世代へと引き継がれて、また同じ悲劇を繰り返している。

それがこの時の紛争だったんだ。

147:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 02:58:58.97 id:kv3yaWMo

前に、国は3つの勢力に別れたって書いたよね。

ボシュニャチ、フルヴァツキ、スルツキの3勢力に。



ボシュニャチとフルヴァツキは最初は味方同士のような感じだったけれど、

連携は取れていなくてさ、国内で、つまりヘルツェグ=ボスナでは

フルヴァツキの軍や人々によって、ボシュニャチやスルツキの人々が虐殺された。

一つの民族が、一方的に虐[ピーーー]るのではなく、お互いに民族浄化の応報を

繰り広げていたんだ。




読みなおして吐き気がしてきた。書かれている事態以上にこれをかいている屑野郎に。屑の名前はこいつか。祐希◆.0dKn/WD26。


148:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします:2010/05/23(日) 03:00:15.41 ID:2MTA.cIo

レイプする必要あんのかよ

149:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 03:04:20.53 id:kv3yaWMo


レイプは単に性的欲求を満たす為の行為じゃないんだ。

敵対する、憎む民族の女性をレイプする、それは自分達の民族が、

敵対する民族に勝利する、やっつけるといった優越感を示す行為でもあったんだ。

だから、女性は標的になったんだ。




↑ここ重要。148はいいこと言った。

208:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 05:19:02.02 id:kv3yaWMo



それから知ったことなんだけど、この集落の人たちは元々民兵じゃなかったんだ。

ボシュニャチの民兵に襲われて、村の女の人や男の人、子どもも何人か殺されたり連れ去られたりして、それで武装してたんだ。俺を世話してくれた夫婦にはさ、俺よりちょっと年上ぐらいの子どもがいたんだ。

だけど、彼は襲われた時にボシュニャチの民兵の人に殺されてしまっていてさ…。

その時、漠然と皆が苦しんでるっていう感じだったものがさ、スルツキの人も苦しんでいるんだ、被害にあってるんだ、皆が辛いんだって確信に変わったんだ。

209:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 05:20:09.85 id:kv3yaWMo

多分だけど、俺がお世話になっていたボシュニャチの民兵の人達なんだ。

この集落を襲ったのはさ。そして同じような事を他の集落でもやっていたんだ。

210:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 05:23:44.15 id:kv3yaWMo

中には、本当に悪い奴もいて、虐殺や暴行、レイプをしている人間もいるんだ。

それは否定しようがない事実なんだ。そしてスルツキが今回の紛争で大勢のボシュニャチの

人々を殺してたり、暴行したり、レイプしたのも事実なんだ。だけど、彼らもまた、同じような被害にあってるんだ。

自分達を守る為に、家族を守る為に、お互いにお互いを殺しあってるんだ。

望んでいるのは、形は異なっていても、同じ 平和に暮らす ってことなのにさ。

212:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 05:24:44.22 id:kv3yaWMo

でも、昔に起きた虐殺や戦争の禍根が未だに残っていて、それがお互いの理解とか

そういうのを邪魔するんだ。積もりに積もったものが、阻むんだ。

213:祐希◆.0dKn/WD26:2010/05 /23(日) 05:26:41.84 id:kv3yaWMo

今までの歴史が、彼らに人を殺させるんだ。やらなきゃ、やられるって思わせるんだ。




はぁ。長いが引用した。


男が殺される。少年も長じれば敵になるし小学生だって数年すれば銃も撃てる。もっといえば女だって撃てる。だから殺す。互いに殺しつくす。


それは分る。私でも。しかしだ。レイプする必要はどこにもない。単に殺せばいいだけの話だ。女子供鏖にすればいいだけの話だ。それを、各勢力が互いにやっていた。この体験したという祐希という人間を助けていた集団もやっていたという。


その上で

筆者はどの国家・民族・宗教・勢力に対しても賞賛や批難・中傷を行う旨はないと予め表明しておく。

だとよ。しかも「本当の悪人もいた」と書きながらだ。あり得ないね。この屑は本当に目の前で友達の少女が大の男どもに強姦されるところを見たのか?あり得ないね。少なくとも真剣にこの事態に向き合って考え抜いたとは到底考えられない。


断言するよ。この祐希というやつは屑中の屑だ。どんな悲惨な体験をしたか知らんが屑であることは間違いない。俺は全く落ち度がないところで悲惨な体験をした人間が発した言葉だからと言って鵜呑みにはしない。被害者の言葉だからと言って鵜呑みにはしない。おかしいことはおかしいと言う。ここに書かれている体験をしておきながら「みんな悪くなかった。みんなが苦しんでた」なんてのは大嘘もいいところだ。


もちろん創作であっても同じことだ。さらにたちが悪いがな。なんども死ぬだの書いていたが本当に死ねよ屑が。


ある民族Aに属する集団が、ある民族B(大抵AとBは隣り合ってる)をその民族だという理由だけで殺し始める。そのとき殺されはじめた民族Bの連中は、被害者同士、あるいは標的どうし集まって自衛する羽目になる。そうなると民族紛争にするつもりがなくても否応なしに民族紛争にならざるを得ない。だからこそ、そうなる前に止める必要がある。


はっきり言えば下層にくすぶった民族主義的な言説に群がる連中(というがほんとうのところは主義主張なんてどうでもいい、ただの屑の悪党集団だが)が、武装し、さらに徒党を組んでしまう前に止めなければならない。連中が銃を撃ってしまえば止められなくなるからだ。はっきりとした悪党は存在する。そこを無視して、理不尽な殺人を強いられた連中だけを殊更とりあげて、

「ほんとうは誰もひとを殺したくなんてなかったんだっ」

などという反吐が出そうな主張をするやつなど屑の中の屑、下の下に決まっている。こ国際戦犯法廷を舐めてるのか。気が遠くなるような仕事をしている人たちを、そんな努力をもってしても救いきれない大量の犠牲者をなんだと思ってるんだ。


と言うわけでこの「祐希」なる人物は、書かれた「体験記」が実体験であろうが創作であろうがどっちにころんだとしてもどうしようもない屑だ。創作だとすれば救いようがない屑だ。


こんなやつが日本にいるらしいと思うだけで吐き気がする。


285:祐希◆.0dKn/WD26 :2010/05 /21(金) 03:26:54.09 id:c1y0p92o


はは。だから言ったじゃないか。俺は生きる価値ないってな。

悔い改める機会も与える価値がないってさ。

だから死んで一人地獄に行くからいいんだよ

天国の皆に会えないけどそれは俺の所業から来るものだからいいんだよ。

もう俺に構わなくていい。忘れてくれ。構ってちゃんはおしまいさ。

まだ4分の1も書いてない。別に一言でうんざりしたわけじゃない。

積もり積もって、そしてどうだ。旧ユーゴについて関心を持ってくれたと

思いきや、そんなだからお友達(笑)もみんなレイプされて殴られて爆発して死んじまってだぜ。

はは。俺にはそんなのに耐えながら書くのは無理だったって話さ。

だからこんな糞みたいな人生歩んできたんだろうな。

約束はもうここらへんでいいでしょ。妄想ってことでいいでしょ。

何人かの人は関心を持ってくれたからいいよ。ありがと。

逃げる俺を好きなだけ批難してくれ。卑怯者で地獄に行く人間に相応しい贈り物だ。

まったくもってその通りだ。さっさと死ね、この屑野郎が。



死ぬ前にもう一つ土産やるよ。ステレオタイプなキャラを一通りそろえてテンプレな展開をそつない文章で書けるということは、それなりに文章を知っているからこそできることだ。がんばって練習したのにね。残念だったね。


教えといてやる。

お前のような無神経な屑はこれから先何をかいたってこんかいの『体験記』(笑)のような屑しか書けんよ。




とはいえ、こんな屑に喰いつくバカも大勢いたようで(唯一の成果だったな)、ぶくまが酷いことになっていた。明日以降はそっちの屑を叩く。