ちかれた。

また変な夢みた。場所は砂漠。たぶんアフリカ。いろんな部族がそれぞれ民兵やら傭兵をつれて砂漠のどまんなかにちょう巨大なテントを張って会議っぽいのを開いている。回りにはなぜか国連軍がびっしり。

で、なぜか民兵や傭兵たちが会場の中にいた非戦闘員(雇い主もいるのに)を人質にとって移動を始める。移動っつっても歩くんじゃなくて、どうやってるのかわからないけど巨大なテントごと、ごごごごごーっと動く。動きだす前に多少銃撃戦があったけど基本国連軍は見ているだけ。

で、なんか知らないけど人質のなかから適当に選んで殺しまくってる。頭を低く地べたに這いつくばったり、小学2年くらいの男の子を女性のグループに押し込んでみたり、なんかこう上手くやり過ごそうとしてるんだけど、そのうち自分が選ばれて、なぜか後ろ手に縛られてオッサン一人に銃を(もちろんAK)突きつけられてテントの外へ。砂漠の中をトボトボあるきながら、ああ俺殺されるのね、などと思って逃げ出すチャンスはないかとおもいつつ怖くて振り返ることすら出来ずに、ああやっぱなにも抵抗できないまま殺されるのか、などと思っていたところ、進行方向にラクダにのった男が出現、やっと掛け声を出して此方に向かって突進してくると、右手に持っていた槍でオッサンの銃を弾き飛ばしつつ返す穂先で腕をグサリ。

ラクダにのったオッサン2は白人なんだけど銃は持ってない。助けてくれるのかと思ったらこんどは俺にむかって槍を突き出してくるので、なぜかオッサンといっしょに二人で走って逃げる。岩場の隙間の路地のようなところへ駆け込むとその両側は高さ10m弱の古いコンクリートの壁で道幅は2mもない。つきあたりに向かって徐々に上り坂になってるところを駆けていくと後ろにラクダの男が追いつく。つきあたりは両側の壁のてっぺんの高さまでせり上がっていて民兵のオッサンが壁の左外、俺が右外に飛び込む。そこで路地の入口に鉄製の柵がガシャンと音を立てて落ちてきて袋のねずみとなったと同時に、連動していたのかどうか、左のオッサンのすぐ後ろにあった檻の扉が引き上げられて中から巨大で真っ黒な豹が出てきて民兵のオッサンにジリジリとにじり寄る。

ああ、ここは生け贄を処刑するための場所だったんだとなぜか気が付いた俺は超えてきた逃げようとして壁をもう一度超えて路地に落っこちる。と、そこにはなぜか金網が張ってあり、さらになぜか地面と金網の隙間に落ち込んでいて、障害物競争のように背中を激しく摺りながらも出口に向かって這い進む。俺たちを追いかけてきたラクダの白人が背後から俺を追いかけようとしているのがなぜかわかるんだけども、そのとき別の白人が「あれはまたあとで殺せばいい」という内容の言葉を言ったのでラクダのオッサン2は追いかけるのをやめる。

俺はやっぱり怖いので振り返ることなく閉まっているはずの出口に向かって這い進むと、檻は上に上がっていて砂漠へと飛び出す。

と、ここで目が覚める。

この前見た夢の場所は日本で、自分を含めた集団を殺そうとしていた、というか無差別に面白半分で殺していたのは外国の軍隊で、これは多分北朝鮮だった。今回場所はアフリカのどこかで、面白半分に殺していたのは黒人の民兵で、さらにそこにわけのわからん信仰というか主義というか儀式を行っている白人の部族が出てきた。

どちらも言葉の通じない連中に自分が所属する集団の人たちが無差別に殺される状況で、自分は恐ろしくて顔も上げられない、振り返ることもできない、という状態。凄く怖い。

これまでもバケモノや悪い人間に追いかけられて逃げ回ったり隠れたりという夢は見てきたけど、こういうのは初めて。新しい悪夢のパタンが加わってしまった。

それもこれも、ぜんぶ、てつやのせい。

『下りの船』もちっと軽く読めばよかった…