ニッポン無責任時代 【ニッポン無責任時代:1962】
これを見た。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/09/30
- メディア: DVD
- クリック: 30回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
すっごく若い植木等がだらしなくって調子ばっかりいいダメダメサラリーマンの平均(たいらひとし)を演じ、これ以上ないというくらいにまんまるな若い谷啓ほかクレージーキャッツが脇を固めたというかなんというかそういう映画。
DVDのおまけについていた予告編を見ると“おなじみの曲も新しい曲もたくさん”みたいなジャックが出ていたので、これは映画というか半分クレージーキャッツのPVみたいなものだったのかもしれない。
重山規子、中島そのみ、団令子の三人の女優がヒロインなんだけど、いまだとどう見てもヒロインやるのは無理やろという感じ。悪くないけど。中島そのみの声は高すぎてわろた。
映画としてはなんつうか脚本もっと真面目に書けよ、と思った程度で、実はそんなに嫌いじゃないかもしれない。もっと歌を増やせばいいのに。
というか、映画としてという遥か以前に、昔の東京の街の様子がすっげえ面白い。あと言葉も可笑しい。あと意外と早口なので聞き取りづらかったことに驚いた。邦画なのに字幕出してみたくらい(黒澤映画で音質の悪かったやつでやって以来かな)。ミリキとか言われてもわからんしwあとC調とかw
時代といえば、社長の息子役で出ていた大学生が峰岸徹(当時は峰健二らしい)だった。すげえ細いしなにより若い。恋人役は誰か知らない。
前後関係も知らんし似たような先行作品もしらんけど、この映画ってなんというか『釣りバカ日誌』とか『サラリーマン金太郎』とか『課長島耕作』(名前並べるとひでえなw)なんかの元ネタなんじゃなかろうかと思った。元ネタがいちばんマシってのは情けない話だけど。