曇り


寝た。

なぜか山に登っていて、頂上近くに至ったところで木の生えていない赤土の斜面に這い登ると小さな穴が開いていた。そこへ人差し指を入れて指先を曲げ引っ張ったところ赤土の斜面の一部が四角い形でバカット開き中から古文書のような書物が出てきた。

私はその書物を手に取ると、頂上あたりから白い着流し姿の田村正和が抜き身を片手に襲い掛かってきたので必死で逃げた。

目が覚めると口が苦く、頭が少し痛かった。