東のエデンとジョニーと森見登美彦氏の関係について
先日「東のエデン」に出てくる“ジョニー”という単語について、森見作品によく出てくる言葉だし、登美彦氏の造語じゃないの?などといい加減なことを書いたら今日トラックバックを頂いたので焦った。
(前略)
「『ジョニー』のもりみー的用法って一般的なんだろうか?」
(中略)
よかった、森見語彙で。これが普通名詞(?)だったら結構困るところだった。とりあえず↓(引用者注:ペドロ&カプリシャスのジョニーへの伝言のyoutubeが埋まってる)がなんだかシュールなことになってしまう。
(後略)
(前略も中略も後略も強調も私)
あいやまたれい。ひょっとしたら普通名詞(?)かも知れぬ。ということに今日気が付きました。というか思い出しました。
私が凹んでローな時に繰り返し見ているDVDがあり、その映画の中に出てきたのですよジョニーが!映画とはこれ。
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いや、私はこっちを先に見て、森見作品を後で読んでいるはずで、その時、“ああジョニーねー”とか思った記憶がよみがえってまいりました。ジョニー登場の主な場面をご覧ください。
主人公のマット(ジョシュ・ハートネット)は失恋の痛手から、女性と寝るたびに天井が割れていくという妄想に脅かされるようになったため最後までイケナイ身体になってしまう。その一場面。というか何でジョシュがキムタコやら舘ひろしを赤唐辛子でじっくり漬けたようなイ・ビョンホンより扱いが小さいんだよ。わかってねーな、ったくよ!
天井のひび割れ妄想を見て萎えてしまってトイレへ逃げてきたところに同居している相棒のライアン(パウロ・コスタンゾ。彼がいいんだ、これが)から
“What, does Johnny not want to come out and play?”
と心配されているところ。字幕では
「ムスコが試合放棄したのか?」
No. Johnny...Johnny's fine, OK?
と言ってます。訳は
そうじゃない、ムスコはなんともないけど、
となってます。
今度はその返事を聞いたライアンがこう言います。
You're gonna strap a helmet on Big John...
put him in the game and he will play his little heart out.
新しい表現“Big John”が登場しました。訳は
ムスコにヘルメットかぶせて試合させろ
となってます。
この直前にはライアンがマットにコンドームを取ってくれというシーンがありますが、そこでは
Hey. Throw me a magnum for my magnum, big boy?
と言っています。訳では
俺のマグナム用のゴムをくれ
となってます。調べてみたら、どうやらマグナムというコンドームがあるようです。ちなみに、主人公マットの兄=Big brotherの名前もjhonで、しかも神父だったりする。
なので普通名詞(?)である可能性があります。今後“ジョニー”なる単語を用いられる際には十分ご注意ください。
海の向こうでも疑問に思うしひとがいるようです。面白いですね。んーとここによれば、ジョニー=ち○ち○の起原は『チャタレイ夫人の恋人』からなのかな??
ああ、これなんかもっと酷いわ。タイトルも歌詞も。