天使と悪魔 【ANGELS & DEMONS】

これを見てきた。


天使と悪魔(音が出ます)



思っていたよりずっと良かった。先日見た『ダ・ヴィンチ・コード』よりずっと。


トム・ハンクスは会見で『インディ・ジョーンズ』を引き合いに出していたと思うんだけど、これはあっちのほうが似ているかもしれない。あの、ほれ、同じハリソン・フォードの演じてた『今そこにある危機』のジャック・ライアン。コメディ色がないし。


前作では結局林檎しか謎がなかったけれど、今回は、えーとあれ?今回も一つだけか。まあ芋づる式にたどって行けるわけだけど、計画全体を見るとラングドン教授に依存し過ぎていて危なっかしいにもほどがある。最後7分も残ったけど、もっともたついていたらどうするつもりだったんだろう。まぁ気がついたふりをして駆け込めばよかったのかな?スイス衛兵の隊長(ステラン・スカルスガルド)がなぜ一人で解決しようとしたのか、というのもまあ信仰心の強さと言うかバチカンの体面を守りたい一心だったと思えばなんとか収まる。


ただ反物質を保持(どうやって保持してるんだ?対消滅させずに)しているチャンバはCERNではクライオで冷却していたのに、バチカンでは「ここ、寒いわ」で済むような室温で大丈夫なの?とか思った。まぁCERNの中をぐわーっと見せてくれるだけで楽しかったので良しとする(まあ目ん玉云々以前に中には入れないと思うけど)。


殺し屋さんはなかなかの腕前だったけど、あの最後はないね。IRAで訓練でも受けてたのかな?それとも軍隊で習ったか。私ならキーを剥がした時点で吹き飛ばすけど。信じてたんだろうな。セリフによるとバチカン御用達というか各種宗教法人はお得意様だったみたいだし。