09年度第1回講義

高遠先生の挨拶から始まり、二時間たっぷりと講義。半分ほどは昨年度までのオサライだったが微妙に新しいお話も混じっていた。後半は、予告通りに、只今現在に、自然主義リアリズム的な手法(小説)が有効なのか否かというお話。イアン・マキューアン『土曜日』や大野晋×丸谷才一対談を中心に、サルマン・ラシュディカフカマジックリアリズムを交えたテンションの高い話で、過去私が聴いた中では最もいわゆる講義らしい講義だった。寝不足で眠かったのに寝なかったのは最前列にいたせいではアリマセン。それくらい面白かったの。

その後はいつものコースへ。一時、映画の会に突入仕掛けたが土壇場で回避。あれは大変不本意ながら来週むさくるしいヤツと見ることになっていたので助かった。ごめんなさいGさん、ありがとう哲也先生。

お礼と言ってはナンですが、引き取りを拒まれたうちのTくんについては、DVDに涎を垂らしたり、映画のチラシをかじったりしても、これまでのような虐待モドキの鉄拳制裁はやめ、デコピンくらいに抑えて、かわいがりたい(相撲的な意味ではない)と思います。