大蟻食、熱帯雨林へ帰る

孤軍奮闘。ひとり砂漠に水を撒き続けてきた大蟻食に見切りをつけられてしまった東京砂漠…うう。


今時、表面的な洗練がどうこう、と言って、ブーシェどころかブーグローを腐す奴もおるまいそういうのは目もなく教養もない間抜けなど素人だけがやることだと誰もが知っているからだ。或いは、意図的にそういう洗練された滑らかな絵画が描かれた場合には、しばしば真逆の意味があると知って警戒するからだ。誰だって馬鹿は曝したくないからね。

(強調はわたし)



よく読む前にとりあえず、ブーシェブーグローってどんなんだよ?と思って画像検索してみて、「ぷっ、これはないわwww」とか思ったことは書いておかなければなるまいな。しかしよく見ると


ブーシェどころかブーグローを腐す奴もおるまいそういうのは目もなく教養もない間抜けなど素人だけがやることだと誰もが知っているからだ

(強調は俺だよ、俺)



ちょww図星wwwすげえよ先生 ・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン



ま、いいさ。私なんぞバカを曝してナンボですから。一日40人くらいだし、お客さん。



意図的に書かれた場合は真逆の意図・意味があるっていうのはよく分かる。当てつけみたいなもんだ。ただ、それは歴史的な流れの上で成り立つもんだろうから、数千年後にどっかの遺跡からああいう絵が掘り出されたときに、歴史的な文脈からこぼれているだろう未来の連中からどのような評価を受けるのかってのはまた別だろうなぁ。単独で目の前にポンと出された未知の芸術


この辺はまあ導入部というか掴みであって本題は小説なのです。


下手なだけ、時間を掛けずに投げ出しただけ、締切に追われて殴り書いただけ、というのが多すぎる(しかも批評は全く機能せず、文学性は一種の利権として内輪で分配されて来たので、質的淘汰はろくすっぽ行われないまま味噌も糞も一緒くただ)。その体たらくが芸事として後生大事に伝承されて来たのが日本文学だ。文学的な逸脱? 破綻? ご冗談でしょ。そんなものはこの国にはろくすっぽ存在しない。

(強調はわたし)



ん。私などはただ読んで、ただおもしろかったなーつまんなかったなーと言うだけなので糞も味噌もいっしょこた(誤字ではないの)なんだけど、プロとしてはダメなんだろうな。大蟻食先生は読み手としても凄まじいから、なんでお前らこれが見えてないんだよ、と。プロなんだろ?と。


トドメは以下。

長編七作に加えて小説論まで目の前に置いてやっても、まともに論評できる「評論家」がいない、ということに気付くに至って、私は彼らに何か期待するのは完全に止めにしたのだ。手の内を完全に見せてやってるのにこの有様、ってことは、できない、ってことだ。まして一周も二周も引き離されたところから、ぜいぜい息を切らしながら、つ、通俗、ではね。できます、と言うなら是非名乗り出ていただきたい。きっちり読み込んだきつい批判ができます、と言うなら尚のこと、名乗り出ていただきたい。実際にできたなら不明を恥じるがまあ無理だね、理解するだけの基礎的蓄積もなくスキルもないことを曝け出すのがおちだ。

(強調はわたくし)



追記の部分ですけど、濃縮されていますね。ほとんどこれだけでいいじゃんかーと思いますが、見事トドメになってますね。一応“まともな批評ができる人がいるなら出てきてよ”とは書いてありますけどトドメですね。



手の内を完全に見せている、というのはたとえばこの

小説のストラテジー

小説のストラテジー



なんかだと思うけれど、確かにこれを読んだ時には、いつものキツイというか辛めの語り口ともあいまって、このようなことを発表しちゃったら「お前、偉そうに言ってるけど自分自身言ってるようには書けてねーじゃんwwwバーカバーカ!」みたいなブーメラン攻撃の可能性があるのになぁ。などと思っていたので、今回の「手の内を完全に見せてやってるのに」という一文を読んで、やっぱりそのような可能性は十分考えておられたのだね、と思ってなんだかホッとしたのです。


そりゃ勇気いるよねぇ。そうやって踏ん張って頑張ってさらけ出したのに、それに見合うだけの批評がなかった、批評家が見当たらなかった、という以上、腹が立つのは当然かと。


しかし、これを読む以上、これまでに大蟻食作品に対してなんらかの批評をした文章のなかには、これと言ったものがなかった、ということになるんではなかろうか。まあ解説も批評もいらないけどね、文庫本でも。私は。


と、ようやく一日遅れでなにか書いてみたんだけど、もう次の日記が書かれているではないかッ!うー、どうしよう。今日書くか?明日にするか?


ちょww、おもしれーよ今日のも。対象が誰なのかはよーくわかった。間違いない。でも僕はそれはもういいの。一作も読んでないし。ただこれだけは書いておきたい。初読の感想はすぐに冷めるか忘れちゃうからな。


で、こっちはけたけた笑いながらこう言うことになる訳だ。

莫迦は死んでも治らんようだな。



最初の失(以下略)

(強調はわし)



まんま北斗の拳だ。笑い過ぎてお腹が痛いwww


上下に空白行が入ってるところがツボだな。


しかし日記を拝見するに、どう見ても手のひらの上で転がしてますよそれ。心の病をしんぱいされているならもう放っておいてあげwwww


ダメだwwおもしろすぎて止められると哀しいわ。定期的によろしくお願い申し上げます。