ばらの騎士

ようやく見た。

ばらの騎士*歌劇 [DVD]

うーん。そもそもなぜ歌うのだろう。セリフがすべて歌である必要はないんじゃないかと思うんだけどなぁ。ミュージカルも一緒だけど。


歌にするためにいろんな表現をごっそり削ぎ落としてる気がする。それほどシンプルな言葉が続いて、ぼーっと聞いていると寝てしまいそうになる。


でも頑張った。頑張って最後まで見た。元帥（侯爵）夫人のマリー・テレーズが一番格好いいじゃないか。役柄も一番だけど、歌手も一番綺麗だ。名前はギネス・ジョーンズ（Gwyneth Jones）と仰る。


wikiで見てみると現在72歳。66歳のときの写真を見ても華があるのが一目瞭然。現役らしく、最近のプロフィールもあるけれど、若返ってないか？これ。


まあいいや。とにかくギネス様が格好良かった。


で、なかなか立派な元帥夫人と親戚ながら、劇中で最も情けないというか浅ましい爺さんがオックス男爵という人で、これが本当にどうしようもないスケベ爺。もう顔がやらしいもん。


歌手はマンフレート・ユングビルトというおっさんで、どこかで見たことあるなと思ったらダニー・アイエロにそっくりだった。まだ90歳で健在か。


まあ、面白いといえば言えないことはないんだけど、どこが見どころなんだろう。聞きどころか。ぼんやり環境ビデオのように流しておけばいいんだろうかね。元帥夫人以外ようわからんかった。