大蟻食、ネットのはじっこで警戒警報を叫ぶ

ふむふむ。これかな?


情愛と友情 [DVD]

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タイトル(といっても邦題で、原題はちゃんと『Brideshead Revisited』となっている)も凄まじいがパッケージもすげえな。


などとわかったようなことを書いていまするが読んだことないね『ブライヅヘッド再び』は。というかイーヴリン・ウォーを読んだことない、きっと。


鬱になりそうな予感がしているので避けてます。だいたい本を読むのがすんごい遅くなってるので映画に逃げてます。逃げた先の映画にもそっぽ向かれそうで哀しい。

何と言おうかまあ『ブライズヘッド』の再映像化なのだが、原作をくすりとも笑わず義務鑑賞した奴が、理解できる範囲でわかりやすく映画化、というどうしようもない代物である。最近の若人と言おうかゼロ年代の想像力向けに、登場人物が何故そういう奴なのかは子供時代の教育に遡って延々本人の口から語られ(エマ・トンプソン演じるマーチメイン侯爵夫人が施したとってもカトリックな「悪いことすると地獄に行きますよ」教育の結果、子供たちは全員性格が歪んだ、ということになる)、で今どういうことになっていてどんな気持ちなのかも全部べらべら喋ってくれる。

(強調は私)



しかしエマちゃんが出ていてもダメなのね〜。意外だわ。まあジェレミー・アイアンズが出ていてもダメだった『ロリータ』もあるから珍しいことではないのかもしれない。しかしあのロリータの子が成長してとても残念なことになっていたのを発見してしまったときの気持ちは忘れられない。