大蟻食、リングに起つ

むう。ボクシングなのかプロレスなのか微妙なところであるが、なかなか激しそうなので読んでいてアドレナリンが出た(ほんとはアドレナリンがどんなものか知りません。相すみません)。


世の中実にみっともない人がいるもんだねえ、と感心したのは、例の「スターウォーズギリシャ悲劇級の傑作」の人のことだ。この阿呆な上にも阿呆な賞賛(中略)でお判りの通り、ちょっと気の毒なくらいに映画音痴ではあるのだが…(以下略)

(略したのは私)



略しておいて言及するというのもアレですが、“○○○○が××××なのはなかったことにしてあげよう”というのにはワロタ。“言うまでもないことだが、(以下詳細が述べられる)”のバージョン違いだな。いや、それともあれか、新喜劇で誰かを押入れに匿っておいて、追手が現れたら、押入れの前で両手を広げて、“ここにはだれも隠れてへんっ、誰も隠れてへんっ”というやつか。いずれにしても面白い。いつか使ってみよう(と心に決めたぞ)。


まぁ『スターウォーズ』ということで、対象が誰なのかはすぐに分かるのでリンクは貼りませんが。なんともケチくさいというかビビりというか貧乏くさい突っ込みでした。ふう。あ、そうか。ケチくさいから頭にきたんだなぁ、きっと。内容より態度が、ヘタレすぎてムカついたのかも。なもんで、こそこそ明後日の方向むいてぶつぶつ言ってないでガツンと来いよと。いきなりリングに上がってカモーン。なキューティー・亜紀閣下(あ、土俵かも。がっぷり四つで来い。な大蟻食関)。


でもなぁ。誰かから連絡があったのかもしれないけど、巡回先の一つだったのかもしれない。なんだかんだといって見てるんじゃん。とか思った。その後追記された分を読むと


新刊が出たと聞いたけど、この際だ、読んで、些か面倒な関係にある相手の作品を批評する正しいやり方のお手本でも示してやるかな。




とあり、書評される以上なんだかんだ言ってもちゃんとした批評になるのは間違いなく、それはそれで大層な労力を必要とするわけだし、映画の見方についてもこの短い日記のなかにレクチャーらしき文章があるんだし、やっぱ花柄さんを脳内から完全に消去したわけじゃなくて、「谷底に突き落として這い上がってこい!」なんだろう?とか思ったけれど、さらに読み進めるとひょっとしたらこれは「這い上がってこい」ではなく「谷底に突き落として、さらに上から岩をごろごろ落として」いるんじゃなかろうかと思ったりしたほど、激しさもあって、微妙。さじ加減が微妙。


でもまぁ、こいつにあんまり頭突っ込むと、ある瞬間に世界がぐるぐる回ってしまってさあ大変、なにが起こったのだ?と思ったら実は自分の首がぶっ飛んで地面に転がって、その所為で視界が目まぐるしく回転していたの(©アポカリプト)。ということもありうるのでこの辺りで引っ込みます。