魍魎の匣 【Môryô no hako】
これを見た。
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/06/25
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見始めてすぐ、そういや中国でロケしたんだったなぁという公開当時のうわさを思い出した。映画の撮影所のなかにある「中国を舞台にした映画のセット」はともかく、普通の町まで中国で撮っていたのだった。あれを戦後数年後の日本だと言い張るのは、なんというか凄まじいもんだとある種関心した。
映画としてはどうしようもなくダメ。ゴミ。それは中国ロケのせいではなく、それが証拠に中盤から終盤にかけてどんどん、どんどんダメになっていく。こりゃあかんわ。原田終了のお知らせ。大村みたいなヤナおっさんの役を演じていればいいのに。
あと、凄まじくひどかったのが木場修。役そのものも相当ひどかった。木場はぶっきらぼうでも馬鹿じゃない。まじめな刑事のに、映画では凄まじいバカと化していた。脚本も原田なんだよな。超駄作の制作責任者として罵声、いや罵声もかける価値がないな、冷笑を免れないな、これは。宮迫博之の演技(なのか?これ。一作のときはそれほど酷いということはなかった)が最悪だった。部下の青木役の堀部圭亮もダメ。気持ち悪いだけ。なんで吉本興業なんか入れるんだろう。
80円という格安だったけど、損した。ほんっとーにほんとーに唯一の救いは田中麗奈。やっぱ麗奈かわいいわぁ。ええわ。中盤以降あんまり出てこなかった。あ、そうか。前半ましに思えたのは麗奈たんが出てたからか。なーんだ、あの子を除けば全編カス映画だったんだ…
追記:最近どこかで見かけたけど『ボクシング・ヘレナ』のほうがずっとよかった。同じような話でも、きれいだし、エロいもん。
映画でもう一個。『ストレンヂア』アカデミー賞にエントリーだってねー。すごいねー。正式にノミネートされるかなぁ。されたらいいなぁ。