スリザー 【Slither】
ホラー映画に関する哲也リストにあったこれを見た。
- 出版社/メーカー: 東宝東和
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
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これ、ぜーったいパロディだ。これという映画のパロディじゃなくて、もうB級、C級のホラー映画ぜんぶ合わせたような映画。
画面がとってもクリアで、変に隠してビビらせようなんてことはしない。最初っからずーっとはっきりくっきり見せてくれる。その巨大な粘菌のようなエイリアンからエイリアンに寄生されたグラントが変身していく様子から、バケモノと化したそのグラントに真っ二つに裂かれる警官に、グラントの分身らしい巨大な蛭まで、すべてクリアに映し出されている。どうみても作りものだったりCGなんだけど、手を抜いている感じはなくて結構真面目に作ってあるように見える。ただ露出がオーバー気味というか明るすぎる。
芝居も真面目だし、特撮部分も真面目、ストーリーはもうステレオタイプというか殆どテンプレといっていいものだけどなぜか笑える。
なぜだろう。明るいから?それだけでこうなっちゃうの?
ヒロインが綺麗。生き残ったヒロインの教え子もなかなか。ぶちゃいくだと映画のなかで死んじゃうだけじゃなくて腐肉を食べる演技しなきゃならんのだと思うとすこし泣けた。
悪夢の一夜を生き残り、明るくなった外へ出てきたところがとてもいい感じ。すっごいアメリカっぽくていい。
25日追記:あれだ、シャマランの『ハプニング』は同じような作品だけど、パロディじゃなくて本気でやっちまったから失敗してるんだと。そう思った。