アトミック・カフェ 【The Atomic Cafe】
これを見た。
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2004/12/17
- メディア: DVD
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戦中および戦後冷戦期の原子爆弾、水素爆弾にかかわる膨大な数のフィルム(多くはガバメント、軍の広報・プロパガンダフィルム)を再編集して並べたもの。見ていてしんどい。
無茶苦茶な内容を自国民に触れまわり洗脳しようとする意思(いや、彼ら自身もああいう風に信じている気もするけど)も気持ち悪いし、それを真に受けていたらしいヤンキーも気持ち悪い(少々同情するけど)。なにで見たのか忘れた(最近なのに)けど、アメリカは恐怖を煽って国民をコントロールするという話で、すぐお隣のカナダでは出かけるときに鍵かけない家も多いとかなんとか、とにかく隣同士で全然違うんだという番組があった。まんまだ。アメリカは昔からずっと一緒だったみたい。日本もあんまり変わってないんだろうか。
原爆関連の情報をソ連に流したスパイとして処刑されたローゼンバーグ婦人の話が印象深い。どうもエセル婦人のほうはスパイのことは知らなかったぽいんだけど、二人の子供を孤児にするなというデモがあったくらいだし、死刑にしなくてもよかったんじゃないのかなぁと。夫が死んだのと同じ電流流しても死ななかったのでさらに大電流で2回、ぶすぶすと頭から煙が出るほど流したっていう話が生々しくて。
トルーマンが原爆投下の成功を受けて科学的ギャンブルに勝ったと喜んでいた。科学(というか科学者)にとっては大きな敗北だったと思うんだけど、たぶんこれからも負け続ける。そのうち本当に取り返しがつかない決定的な敗北を、今度は人類全体が喫する。バイオテクノロジーはやばいと思うけどな。
まとまらん。しんどいかった。