フランドル 【Flandres】
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- 出版社/メーカー: アルバトロス
- 発売日: 2008/01/09
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このジャケットは嘘だね。
フランスの田舎(ものすごい田舎。飲んでヤルしかないところ)から同時に入隊した男三人が同じ連隊同じ小隊に配属されてアフガニスタンかどこかをうろうろとする。たんに省かれただけなのか訓練もなにもない。どんな命令で動いているのかもわからないが、なにか目標があるようで小さな分隊程度の人数で荒地をうろうろする。うろうろするうちに子供から大人にまで攻撃され、徐々に人数を減らしていく。
それだけ。時折、田舎に残された女の様子が挟み込まれる程度。淡々と殺し犯し切り落とされ殺される。音楽が一切ない。
まぁ実際はBGMなんてないところで戦争やってるわけだし、あんなもんかもしれない。殺しても殺されても感慨にふけるでもなく、特にこれといったドラマもなく、荒地にぽつぽつと死体だけが増えていく。いや、アメリカンヤンキーどもはロックをガンガンかけてるかもしれないけど。
言葉が通じないもの同士が武器を持って対面するというの状況がかなり馬鹿げたものだということも痛感。
やだな。あんな死に方。ものすっごい下らない。くだらないけど、くだらないからといって痛かったり苦しかったりするのはちっとも割り引かれないし。音楽とエモい波乗りができるようなドラマを抜いてしまうと、戦争というものはあんなもんかもね。という映画でした。
悪くなかった。でも二度目は見ない。たぶん。