親父狩り始めました

いいなぁ、これ。

ところで現在ヨーロッパではタバコを吸うのが非常に困難である。フランスでは飲食店での喫煙一切駄目で、確か路上でも駄目、公園に行って見たが灰皿は全て撤去され、ホテルも全面禁煙だった。




俺は今日まで、決まった場所で吸うんなら別にいい。という非常に物わかりのよい態度をとってきた。だがしかし、そのような軟弱な態度は本日を持って終了した。


パブリックとプライベートの区別も付かぬようなブタどもは屠殺するべし!アントン・シガーよ、日本へ来てこの糞どもを相手に好きなだけプシュッ、プシュッってしていいぞ。と本気で思っておる。おる。


毎日まいにち入れ替わり立ち代り俺様の傍で歩きながらタバコを吸う屑が現れやがる。死ね。お前らそんな歳になってその屑ッぷり、どうせ死ぬまで治るまい。いくら両親が屑だったからといって、祖父母が屑だったからといって、即自分が屑であってもしょうがない、などという言い逃れは許さん。矯正の可能性がないのであるから死んでしまえ。唯一可能性があるとすれば、病院へいってその腐った脳味噌のニコチン中毒を治療することだけである。それ以外は死ね。


大体、商売人も糞だ。お前ら馬鹿だろ。いろんな客や通行人が行き交う出入り口に灰皿置きやがって。中に作れよ、喫煙所。なんで俺様がお前ら卑しい商売人の客の出す煙を吸わねばならんのだ。もういい。お前らも揃って死にやがれ。死ね。士農工商は割合正しい見識であったのだ。お前らのようなブタどもはオノレを律することなどできず、目の前にある餌をあるだけ貪り喰うほか脳がないのだ。お前らにコトバなど不要である。そもそも言語を解する脳味噌はもっておらんだろう。精々がその汚らしい汚尻にムチをくれてやるのが正しい対処法だろう。


おのれ。俺さまがオコッタラ怖いんだからな!おしっこチビリながら、ハナミズ垂らしながら謝っても遅いんだからな!もう勘弁ならぬ。


ということで、本日の朝から。我、にこちん中毒のブタどもを相手に戦闘状態に入れり。


「あのぅ、歩きタバコ、ちょっとやめてもらえませんか。煙いのイヤなんです」などとヌルいことはもう二度と言わぬ。見た目がどのような紳士然としていても、ちんぴら然としていてもいきなり攻撃してやるからな。


おいコラ!おめぇ歩道でタバコすってんじゃねぇよ、このハゲが!


これで行くことにした。本日一匹目の糞ブタ野郎はやたら足が速かったので逃げられて、二匹目のブタヤロウはこっちへ向かってきたので俺はこれ幸いとずん!と前に立ちはだかった。


「おい、お前!歩道でタバコ吸ってんなよこの…」


そこまで言って俺は言葉に詰まってしまった。なぜならば、そのおっさんは本当に、マジでハゲていたのだ。綺麗さっぱり禿げていた。なので、つい言いよどんでしまった。その隙が詰めの甘さとなってしまった。その真性のハゲ親父はびっくりした顔をしながらもタバコをくわえたまま俺のディーフェンスをスルリとかわして行きやがった。初戦、敗退。


自分の甘さに苦い思いをしながらバスを待っていると本日三匹目の屑が来た。今度こそ、と完璧な速度をもって完璧な動作で立ちはだかった俺は言った。


「おい、歩きながらタバコ吸うな!ボケ。消せ。今直ぐ消して吸殻も始末してサッサと行け」


そのブタヤロウも驚いた顔をしながらもすり抜けようとした。同じ失敗はしない。サッと右手を差し出し汚らしいとは思いつつそのブタの胸をぐっと押さえ込み、「消せ、すぐに」と顔を近づけて言った。そこでようやくその屑は体を屈めて己の汚らしい靴で踏み消した。その間中も右手で抑えていた俺は「吸殻も始末しろ」と畳み掛けた。


その屑はそこで「うるせぇな、もう」と抜かしやがった。そういいながら吸殻を持って歩き出した。


好きに言えばよい。あの一瞬でお前の汚らしい顔は覚えたからな。普段はかわいらしい全国の女子高校生のみなさんか、妙齢の美女の顔しか覚えない俺様が、お前のような汚らしいブタやろうの、てめぇの出した糞さえ貪り食ったかのような汚物にまみれた顔を覚えてやったんだからな。覚悟しておけよ。


ということで、初日から全開、全力で行きました。もう容赦せん。まぁそのうちほんとにヤクザにでも絡んで返り討ちにあうんだろうけど、構わん。お前らのような屑相手に背中向けたのでは先祖に申し訳が立たぬ。先祖どころか爺婆に合わせる顔が無くなる。


ああ、日本でよかった。分煙がキッチリきちきち、なところまで進んだヨーロッパならこうは行かんからな。

仕方ないから店の入り口に屯して、約一名の足が店の入口のマットの辺りにかかっていればいいよね、と言う状態で、集団で駄弁りながらタバコを吸うのである。

これ、ひどく通行の邪魔なんだけど。




先生もそんな連中ぶっとばしてやればいいのです。自慢の右ストレート&左フックのコンビネーションを捩り込むように撃ちこんだあと、これまた自慢のハイキックをそのイヤラシイスキンヘッドの連中に叩き込んでやってください。この極東のしまぐにから応援してます(気を送るだけですけど)。