28日後・・・ 【28 Days Later】

三点リーダにすると地べたを這うのだ)。こういう入りも悪くない。


深夜TVでやっていた。このまえ貸し出し中でなかったのでやめたけど、借りなくてよかった。





お話は。事故で入院していた男が目覚めてみると誰も居ないのでふらつく脚で街へ出てみたけれどやっぱり誰も居ない。ただいたるところにゴミが散乱していて、眠っている間に何かよからぬことが起こっていたらしいことはわかる。あんまり誰も居ないのでこの世の終わりが俺だけおいてけぼりにしちゃったのか?ということで神様に縋ろうと教会へ行くとそこには人がいた。いたけど死体の山であって、本来なら意味が無いにも関わらず、恐ろしいやら病み上がりやら、まともな判断が出来なかったので「へロ〜」とマヌケな声をかけてみたら、なんと動きだした死体が2体。え?と思うまもなく隣のドアが開いて、なにやら挙動がおかしい神父が飛び出て襲い掛かってきたのでこれを倒す。一応相手が神父なので謝ったけれど、どうも人間には見えないので走って逃げる男。逃げるから追いかけるということだろうか。どこからともなく見た目が死体のような連中数名(数匹?)が正しい走り方で猛然と迫ってくるのでさらに必死で逃げていると、どこからともなく現れた人間に助けられる。彼らに聞いて見るとやはり寝ている間にこの世は終わっていたらしく(とりあえず英国)、追いかけてきた死体は感染性ウイルスによってゾンビ化した元人間だったのだった。


ということで、後はひたすらゾンビを避けつつ破壊しつつ逃げ回るだけということになるんだが、これといって面白いところはない。ゾンビの体液・血液が体内にはいると1分と掛からずゾンビ化してしまうあたり、人間側としてはすばやい判断を求められるわけで、結果ゲーム感覚にならざるを得ないというのはよかった。


ただ、目にゾンビの体液が一滴落ちただけで殺されることになったでっかい父ちゃんは可哀想だった。僕は最初、あの親子は生きた人間を助けるフリをして誘い込み囲い込み寝込みを襲って食料にでもしているのだと思っていたので、その“可哀想”には「疑って悪かったよ、アンタは本当にいいやつだったんだね」というやましさから来る反動があった可能性は十分考えられるが。ま、自分のほうが病んでいると気付かされた時点でこの映画は僕にとってはダメ映画。上回れよ俺を!


こいつの続編である『28週後・・・』は面白いらしい(主にNATO軍)けど僕はロバート・カーライルの顔が嫌いなのでDVDになるまで見ないと思う。そういや、ロバート・カーライルニコラス・ケイジのどっちがより嫌いか聞きたかったなぁ(理由も)。次は頑張ってきいてみよう。


ところで、この映画ははじめてみたんだけども、つい先日みた自分の夢に似ていたので驚いた。感染しやすさも似ていたし、目の色も近かった。結論から言うと自分の夢の方が怖かった。ま、夢を見ている間はほんとのことだと信じているからね(たまに、あ、これは夢だなと自覚していることもあるけど)。


あのハッピーエンドでもよかったのにな。と一瞬思ったのは歳の所為だろうか。だろうな。