ブラザーズ・グリム
またもやテリー・ギリアムを見てしまった。
- 出版社/メーカー: ハピネット
- 発売日: 2007/02/09
- メディア: DVD
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これまで見たテリー・ギリアムの映画の中では一番癖がなかったような気がする。
フランス占領下のドイツのあちらこちらで住民を騙して悪霊狩りのようなことをやって儲けていたグリム兄弟が本物のオカルト・超自然現象を解決しなくてはならない状況に追い込まれて物語・映像が大きく動きだす。
基本的に軽いノリでバッドエンドにならないという確証を持ったまま見られるのでほげーっとしながら見るには丁度よかった。馬鹿な弟が騙されて、結果妹を死なせてしまった話も殆ど突っ込まれないまま終るし。
特殊効果が微妙。もっともっとそれらしく作ることができる時代なんだけど、明らかに作ってますという映像。これは『未来世紀ブラジル』と同じ臭がする。でもこれはこれで悪くなかった。おとぎ話らしい。
森で起きる怪奇現象のシーンや泥人形を見ていると『ベルセルク』もこんな感じで実写にしてもいいかもしれないと少し思った。
女の狩人を演じてた人どっかで見たことあると思ったら『300』のお妃さま(レナ・へディ)でしたな。ちと歪んだ口がいい。