21g

ま、録画だけど。これ見た。

21グラム [DVD]

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うーん。これはなんと言えばいいのか。ベニチオ・デル・トロショーン・ペンナオミ・ワッツ(おぱーい!)の三人が主役で、バラバラに三人それぞれの様子が描かれるんだけども、細切れ。こういうのはよくある。時間が進むにつれ、まったく別々だったお話が一つにまとまっていくというもの。しかしこの映画は違った。場所だけでなく時間軸もバラバラだった。


その所為で今映っている死にそうなショーン・ペンが最後の場面なのか違うのかがわからない。頭のなかでそれまでに見てきた細切れの断片をパズルのようにあっちへ置いたりこっちへ置いたり始終考えさせられる。


しかもその配置はちゃんと考えられているようで、意図的に誤解させるようなつなげ方をしていたり。


見た後で考えると無理があるようなところもあるけれど、これはこれで面白い。『バベル』とかこんな感じなんだろうかとか想像。


それはそうと。さっきCMで見たけど例のリメイク版『椿三十郎』って12月1日公開なんだってな。どんだけインスタントなんだよ。まんま取り直したんじゃないだろうな。これTVの2時間のスペシャルドラマくらいの扱いでいいんじゃないのか?年末とか。黒澤監督の息子ってギャンブルとかでグズグズなんだろうかね。手塚治虫とか黒澤明とか宮崎駿とか、エライおっさんの息子ってのはダメというかツライというか。父親は生きてる間に殺しておかないといけないんじゃないだろか。あ、宮崎駿は生きてるな。頑張れよ、サイボーグのような息子。