ということで行ってまいりました。ジェイソン・ボーンの3作目『ボーン・アルティメイタム』見ました。


いやぁ、前作以上にヨーロッパのあちらこちらを飛び回って暴れまわってNYで最後のひと暴れ。アクションはまぁまぁではないでしょうか。とりあえずカメラがブレまくって少々見辛かったけれども、まぁ許せる範囲かなぁ。勢いとテンポと音楽か。


バイクもカーチェイスもみっしりと立ち並んだ家々の屋上から隣の建物の屋上、部屋からこれまた隣の建物の部屋へ飛び移ったりという一種のパルクールもやってた。ヨーロッパ観光と種々のアクションを組み合わせた娯楽映画、ということなんでしょ。卑近なところで似たものを挙げるなら京都殺人案内といった感じで、別にその観光地で話せんでもええやろ、という。


にしてもジェイソン・ボーンは死なない。ダイハードくらい死なない。ジェイソンという名前からすると『13日の金曜日』くらい死なないといったほうがいいかもしれない。もうね、パトカーに乗って逃げていて吹っ飛ばされたとこなんて死にますどうみても。しかも死なないってだけじゃなく、ガーディアンの記者に指示しながらCIAが盗み見している駅構内の監視カメラを全てすり抜けさせようとしたり、ロシア語、ドイツ語、フランス語、スペイン語…とまぁ何ヶ国語しゃべれんだよという知能の高さ。そりゃ最高のエージェントだわ。殺すのは勿体無い。訓練して育てるのに一人30億円くらい掛かってるといってたし。


で、結局生き残るわけですが、最後『ボーン・アイデンティティ』で暗殺失敗して地中海に浮かんでた様子とそっくりな感じで、背中を撃たれながら河に落ちたボーン。という場面はわかっちゃいるけどカッコよかった。死んだかなぁ?と思い始めるあたりで(死んでないことは分かってるんだけど)、びくん!と動く。なんかね、生まれたてのイルカの赤ちゃんみたいな。


ということで、綺麗に終ったように見えますが、生き残ってるし、アイデンティティからずっと出てるCIAの女(パリにいた人でちょっとアレなお顔)とも何かあったような描写をしておきながらまったく触れていないあたり、また続編を作るんじゃないのかなと。アルティメイタムの興行成績で決まるかなぁ。


エンドロールが長かった。音楽もかっこよかったし、007のオープニングをかっこよくしたような名前の表示のさせ方もかなりよかったんだけど、長い。ほんともう、ぜーんぶ、全員書くくらいの勢いでした。マット・デイモンボディガードなんかまで名前があったような。あとどっかの王様にありがとうとか。モロッコだっけ?兎に角長かった。


映画全体を見ても長く感じたけど2時間くらい。研究所関係がグダグダ長く感じたのか。あ、洗脳博士が『ビッグフィッシュ』のやさしいおじいさんだったのが少しショックだな。似合ってたけど。


とまぁよかったですはい。で、終ったら3時過ぎ。ここでラーメン餃子ライス定食にビールで遅めの昼飯を食らって、トボトボ歩いていた自転車に轢かれ(このばか坂になってる歩道を思いっきり飛ばして降りてきてぶつかってんの。次は殺すからな、ぶつかるなよ)、イタイイタイと小一時間ないたあと京都会館へ。なんBUCK-TICKのコンサートやってたけどもちろんそんなものに用はない。鳥肌実中将閣下の皇紀2667年全国時局講演会、創価学会及び赤の一切をぶっ倒せ『奉納演説』を拝聴するのだ。いやぁ、今回は凄かった。30分遅れて19:30にスタートして終ったのが21:30という長丁場。第2部のコンサートも全て中途半端ながら多数の曲を歌われた。たっぷり。


2階席に本物のキチガイの客がいて五月蝿かった。これ真性のキチガイだもんで、合いの手を入れられた閣下は時折困ったようにスルーしていた。うるさいんだわホント。同意!とか大声で言ってるの。死ねよおまえ。ツマランし。声がヨコタン(ご結婚おめでとうございますの横田真俊氏)にそっくり。ね、キチガイっぽいでしょ?


ということでお腹いっぱいの一日でした。飲んだし。疲れた〜