おうごんせっと

本日、ついさっき、たった今読み終わりました。

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)




いやぁ、暑い中よく頑張った俺。行きと帰りの電車の中でちびちびと読んだ。


ラヴィスしゃべりすぎ。最初の暗殺シーン。着々淡々と仕事をこなして標的にたどり着いたところで、しゃべりすぎ。そこまでは、場馴れしたプロ中のプロという雰囲気だったのに、あそこで急に素人臭く感じてしまった。勿体無い。基本的にこのクラヴィス・シェパード君は少し年上のアムロ・レイ(絵馬鹿下痢音の碇なんとかなんて認めないぞ、おれは)なんだろう。やっぱり親父に殴られないとダメなんだろうか男の子は。


とはいえ、その後もずーっとしゃべりっぱなしなので、そのうち慣れてくる。いつもいつもおかあさぁーんというのも慣れる。面白かったのはSF的な要素で、IDタグやナノレイヤー(あんな安定したナノレイヤーってありえねぇ。面白いけど)はいいとして、人工筋肉がとても面白かった。町の敷石のしたに敷き詰められた筋肉というイメージがとても深いところに効いたらしく、夢に出た(あれはクラヴィスの夢だったっけ?本当のことだったっけ?忘れた)。きめぇ。責任とってくりゃ計画ん。


あと、同じく人工筋肉をメインにした生体組織で作られたイントルーダポッドも面白い。中でもショックアブソーバとして生える脚がワロタ。きめぇ。なんか昔どこかで見たような気がするなぁこのイメージ。今だと『電脳コイル』に出て来る電脳ペットの“おやじ”の頭なしバージョンか。


戦闘シーンもいろいろあって、個人的にすきなのは列車で襲われるとこ。ありゃぁうりゃぁと言っているうちにほぼ全滅。フラグというか予感はあったけどね(のこりページの厚さ)。


ただなぁ。もう一点だけ、気に入らないところがあってだね、これはお尻のところ、今度はジョン・ポールがしゃべりすぎなんだよなぁ。もう少し寡黙な感じのままでかけなかったかなぁ。枚数のバランスもあるんだろうか。詰めすぎな気がした。時間をかけて少しずつメッキが剥がれていくような感じならよかったのに。ジョン・ポールの女に対する態度も変化の速度が速すぎて嘘くさくなってしまった。


とはいいながら、結構愉しんだ気がするな。『ゾンビ』とか『CURE』とか思い出した。『CURE』はもっと強烈だったけど、個人でとどまってたし、種明かしらしいものも殆どなかったことを考えると『虐殺器官』のほうが良くできているし、こっちのほうが怖い。


と、とめどなく、まとまりなく書いたけれども。いっちばんは

ドミノ・ピザとビールと映画の黄金セット



という組み合わせとそのねーみんぐ。うはぁ、やりてぇ!


こんなことしかかけません。ごめんね計画ン。