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なんで映画館で見なかったんだろう。

パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト スペシャル・エディション [DVD]

細かいところまでいろいろやっていて面白い。


ジャック・スパロウが丸焼きにされそうになって逃げたときに、谷に落っこちるんだけども、背中の棒に串刺しになった果物が吊り橋に当たって抜けるところの動きとか、いちいちちゃんと見せてくれるのが気持ちいい。変な動きしないし。河を上ってるときに蛍がイグアナに喰われるとことか、なんでそんなのワザワザやるかなぁというほど色んなところで遊んでる。


トルトゥーガの港では一瞬しか映らないにもかかわらず井戸で男が水責めされてたりする。多分ほかにもいっぱいあるんだろう。これはCGやってる連中がそういう趣味を持って遊んでるからでしょう（水責めは違うか…）。実写で監督がここまで細かいところで遊んだりしないだろうし。そういう意味でCGやアニメーションが増えたのは面白さが増してよかった気がする（あの砂浜のブラックパール号はCGだと！！）。オープニングのシンデレラ城のシーンでも河に海賊船が紛れ込ませてるらしい（コメンタリで言ってた）。


あと海賊が面白い。大蛸と戦ってるときに足りない火薬に加えてラム酒も使うと言ったら一瞬みんなしてタメらうくらい脳みそスカスカ（＠大蟻食）なのに、戦闘となると驚くほどちゃっちゃか働く海賊が素晴らしく楽しい（いっぱい死んじゃうけど）。ステレオタイプな描写でも気にならないのは何故なんだろうか。ま、おもしろいからいい。


で、なんだかんだ結局最後まで生き残るデコボココンビ（義眼の）の掛け合いが、これまた定番なんだけども面白い。スター・ウォーズにも居た気がする。あと、『鏡の影』に出てくる双子の盗賊とか思い出した（あの場面は異様だよなぁ、しかし）。


人骨でできた転がる檻とか水車で転がりながら3ツ巴で斬りあうシーンなんてアホらしいけど面白い。なんかこう、繰り返し似たようなイメージが出てきた気がするけど思い出せない。ま、いいか。


で、思ったのがディズニーってスゴイよなぁ。ってこと。監督の名前とか出てこないもん。ディズニーだからOKでしょ、となってる。ま、ジブリだって悪くは無いけど、結局のところあれは宮崎駿個人だし。スタジオ全体の力というか、ほんとのブランド力。いいなぁ。


そうそう、冒頭の濡れた花嫁姿みて思ったけど、やっぱりキーラ・ナイトレイよりパーミンダ・ナーグラのほうが綺麗だしかわいい。絶対。キーラも好きだけどな。やっぱアジアのほうがよか。