いや、雑記。


『天使』の場合は、最後はスケルツォでスパンと終わりにしようと思っていたから、あのようなラストになりました。ベートーベンの七番の第四楽章みたいな。小説がスケルツォで終わるというのは誰もあまり考えないので、みんな困惑したんじゃないかとは思うんですが。



大蟻食がこんなこと言うもんだから聞きましたよベートーベン七番の第四楽章を(あれだ、あの國○さんの好きなカラヤンの)。あれがスケルツォか。あんま好きじゃねェ。


だがしかし。『天使』ってあんなだったか?俺の読んだ感じは違うなぁ。唐突。


やっぱり、いくつか書いた短編を時系列で並べてうまく1冊にまとめたのが『天使』で、オムニバスというのか、バラバラなようでユルユルにつながったのが『雲雀』で、やっぱり大蟻食は短編が苦手だっつーところに原因があるような気がするな。ヘンにつなげようとしなかった『雲雀』のほうが好き。うーん。もう何回か読めばなにか見えるだろうか。


あと、今回↑のページみて思い出したんだけど、ここが微妙に分かってない俺。


――「猟犬」では、「感覚」が非常に強いジェルジュに対して、ヨヴァンが敵(かな)わないとは思いながらも牙を剥(む)きますね。

佐藤 それは微妙に読み違えかもしれないんですが、ただまあ、あんまりやらないことではある訳です。やってもほとんど意味はない。だからボスのイェラチが面白がって嗾(けしか)ける。



どんな風に読み違えてるんだろう。前にも書いた気がするけど、ヨヴァンはジェルジュに微妙にウホッだったのが原因だろうか。それを読まれてたつーのがこう赤面通り越して勢い余って噛み付くみたいな。

ところで私、恥ずかしながら2chデビューしちまったよ。なにが悔しいって勢いで書きこんだのが登美彦坊ちゃんスレだったってこった。あるカキコに脊髄反射的に「お前ぇ、大蟻食っぽいな」みたいなこと書いちまった。どうせなら佐藤=大蟻食=亜紀スレに書きたかった…OTL