語るべきことがあるなら敵に向かっても語れ。

いやぁ奇遇ですね先生。僕は昨日買ったばかりですよへへへ。

一方、ワーストは簡単に挙げられる。カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』とアーザル・ ナフィーシーの『テヘランでロリータを読む』だ。



てやんでぃばーろーちきしょー!てやんでぃばーろーちきしょー!てやんでぃばーろーちきしょう!(ちび太)


こんな、こんな、こんなシンクロいらんねん!い、一頁も捲っとらんのに。おのれ。あと一日、たった一日早ければ(だって2006のランクだぜ)。ぐぬぬぬうぬ。


だがしかし。よく考えれば大蟻食さんだって仕事だろうが義務だろうが兎も角読んだわけね。ふっふーん。どんだけお涙頂戴なのかみてやんよ。『東京タワー』くらい泣けるのか(読んでないけど)?上等だよ。へへへ(やっぱ映画にしときゃよかったんだ。ぐ)。

こんなものを読んで感動したと言えるのは、悲しいお話を読んで泣くことを感動と平気で混同できるど素人だけである。本を読んで泣いたとかいうのは、エロビデオ見て抜いたというのと何の違いもないことなんだから、外行って堂々と言わないように。恥ずかしいぞ。



へっへー、先生。抜けないエロビデオなんぞ掃いて捨てるほどあるわけよ。抜けるだけマシっつー世界なわけですよ。知らんけど。まあなんとなく分かるけどね。あれだな、ベストセラーってのはほぼ例外なくポルノなわけね。反省しますよ(読んでから)。


あとはね、ここ

(「女子」ってのも気持ち悪いな。「文系女子」とか、聞くなり鳥肌立つんだが)



想像するに先生の場合は鮫肌だと思うんですよ大根とか摺りおろせるような。


とかどうでもいいんですこれですもんだいは

2006年のベストを挙げるべきだったのだろうが、笙野頼子の『一、二、三、死、今日を生きよう!成田参拝』は当然としても、『だいにっほん』三部作は完結するまでなまじなことが言えない。そしてこの二冊を挙げてしまうと、他はあまりにも見劣りがするので挙げる気になれない。



そこまで言うのかっ。と言うほど評価が高いのね笙野さんの。で、こっち(『幽界森娘異聞』)は既に少し読んでいるんだけどもわかんね。まじわかんね。大体笙野作品で僕が読み通せたのはS倉迷妄通信だけなんですよ。どうすりゃいいのか分かりません。どっからなにから読んだらいいのかわかりません。だれか教えてくれませんか。だって『森娘』の中でだって『贅沢貧乏』を読めってあるし笙野作品だってこれがいいよってのがあってもおかしくないと思うんですよ。いつもならざっと読んでみてこれがいいかなくらいは言えるんですけど猫眼鏡の作品はそういう風にさえ読めないんですよ。あ、“そういう風に”で思い出した。そうそう、これは大蟻食さんの作品についてなんだどもこの人なんて尊敬してしまうな。

「小説のストラテジー」の筆者自身は どんな話を書くのだろう?

気になって購入

翻訳したかのような淡白で癖のない文体 清潔感の語り口

読み易くて 30分で読み終わってしまう

面白いのに ちょっと残念



もう何処を如何すればいいのかあああああああああああ。しかも『ストラテジー』を読まれた後だしいいいいいいいいいいいいいい。いやいやここでご紹介申し上げたのはケッシテ大蟻食さまへの嫌がらせなんてものではないですよ逆恨みなんてしてませんてほんと。だいたいこれくらいのこと気にされるわけないし。


しかし俺なんて1週間くらいは掛かった。30分て、俺にはストーリー追っかけるだけでも無理。世の中広いな。っと、笙野頼子だったな。いろいろ聞きたいんだけどなぁ。これは本当に命がけになりそうだしな。


次いこ。15日付け分。

ところで、年末のちっちゃなニュースで、クリスマス粉砕を叫んで新宿駅前に炬燵立てて坐り込んで警察に排除された奴がいた、とかいうのがあったような覚えがあるんだが、あれは私の気のせいであろうか。ほんとだったらこれは間違いなく森見効果だ。



気のせい、ではないぞ。ちょっと見てみろこれ。

こんなのも



クリスマスが可哀相になるくらい(うそ)いーっぱいあるね。


ともかく、『乙女』のほうはハズレではないらしいので許してやるよかった。