界面活性剤問題か。なんだか『買ってはいけない』みたいなふいんきだな。

何かこの辺のゴキブリって大きくてさ(東南アジア産のバルサに付いて来て大繁殖、ってやつだと思う)、カブトムシみたいな音を立てて多摩川の方から飛んで来て、ホイホイ掛けておくと大暴れして、見に行くと振り切って逃げた後だったりするのであった。ほんとにゴキブリなのか、あれは。



それはですね、奥多摩の埋め立て地の埋められたシートの裂け目から流れ出た某化学物質がですね、こう、埋め立てられた中に混じっていた卵にですね、こう、アフェクトしてですね、巨大化したわけです。ひょっとしたら、某殺虫剤メーカーのレベル1程度の研究所で行われていたグループ4関係の実験体がですね、徹夜明けでいつにも増してマヌケになった研究員の所為でトイレから下水道へと流出、下水道の中で成長したそれは通常ではありえない単為生殖を始め、見る見るうちにその数を増やし下水道では収まりきらなくなったので、溢れ出てしまったけれども、ここはどこ?なんだかまぶしいんだけどいやん。いやん。ん?いままで嗅いだことの無い臭いがするぞ?初めてなのに、なにこの陶酔感、ひゃほーい♪と喜んだところがなにか背中の辺りがむずむずするんでエイっと力んでみたらあら不思議。(((((ぶいーん))))) 俺ってひょっとして飛べる?飛んでる?ヒャホーイ!いいにおいのする所へれっつごー。ということがあったかもしれません。


そんなときは巨大なワニよりはマシだったなぁと観念しましょう。


いや、別に普通のゴキブリだと思うんですけど。僕もクワガタみたいなゴキブリを見たことがあります。何しろでかかった。幅もあるので最初に見たときはクワガタだと思ったくらいです。しかもノシノシと歩いてるのです。カサカサカサじゃないんですよ、奥さん。ノシノシですよノシノシ。もう堂々たる身のこなし。で、さらによく見るとこう、羽根の部分にですね、右肩から左脚(3本目)のほうへバサっと袈裟懸けに斬り付けられたような傷があったんですね。ソレ見たときに殺す気がなくなりました。冗談ではなく、こう、微かながら尊敬の念が芽生えました。歴戦の老兵という趣でしたから。


あれ?ひょっとして大蟻食さん、クワガタとカブトムシ間違えてないですか?あ、羽音だけだからいいのか。あと、僕の記憶が正しければ、ゴキには界面活性剤が効いたはず。