イロンナ帝国があるもんだ

石鹸で頭を洗うと言うのはいにしえの山男のすることであり、山男であった我が父(ある年の瀬、しみじみと告白した――あんなしんどいこと好きでやってたと思うか、ありゃ見栄だった、やめてよかった)の頭が石鹸焼けで金髪化していたと母方の祖母から聞いて以来、そういう恐ろしいことはけしてしてはならないと信じていたのである。



えーっとあんたの親父は俺のじいちゃんか?ん?ということはあんた俺の母ちゃん?うえっ!ご、ごえんなさい。ぶびぇ。


そうなぁ。今は無き爺様は石鹸でアタマ洗ってたな。盆と正月2日(元旦はかまどに火を入れてはいけないので風呂もなかったのだ)には、子供の僕の頭も石鹸で洗われていた。あれやるとヨゴレもアブラも一掃されてぎしぎしになっちまって指が通らなくなって引き攣れて痛いのだ。しかし、年に2,3回のことであるし、いつもと違う風呂(爺様が自分で作ったやつ)なのでそれほどイヤではなかった。奴は山男だったかなぁ。確かに荒っぽかったけどな。


しかし大蟻食のやろうはホント繊細な肌してんのな。似合わねぇんだが、そういうちょっとした意外性にモエルナ。しかし、そんだけナイーブな肌がアレだけ広い面積を(略。


p.s. かような次第で小説上げて『森娘』解説上げて以来虚脱しっぱなしである。文句の返答溜めてしまって申し訳ない。週半までに何とかしようと思っている。



で、なにがどういうわけで、“かような次第で”なのかさっぱりわからんのだが。まあ何とかなるみたいなので楽しみに待ってやるかんな。ヨロコベ。いや、酔いに任せて書きなぐるのはきもちよいね。ふふ。はは。へへ。